★★ジオンニュース★★ 腫れる内痔核

外痔核が水膨れのように腫れる事については、以前に書いた事がある。 今回は内痔核の腫れについて・・・ ジオン治療も慣れてくると、 「今まで入院手術を行っていた、もっと大きく脱出する内痔核に適応がないか?」 という欲が出る。 患者さんからの 「とても一週間も仕事を休めません。日帰りで何とかしてくれませんか」 という要望も、ジオン治療が有名になるにつれて高まってきている。 臨床試験の時、慎重Dr.OKは、「大きな内痔核にはジオン治療の適応が無い」として行わなかったので、注射後腫れた経験はなかった。 それでも、全国で100例ほど集められたデータでは、ジオン注射後に腫れる症例が20%と高率。 痔核の腫れを経験した先生に状況をうかがうと 「内痔核が脱出したままで腫れるけど、患者さんは痛がらないよ。患者さんは大きく腫れて不安そうだったけど、1週間もすれば腫れた内痔核は縮んで肛門の中に納まって脱出もしなくなるから、結局感謝されたよ。」 との事であった。 排便時に脱出していて手で押し込んでいた内痔核が、注射をしたら腫れて外に出たままになる。 「腫れた場合でも1週間我慢すれば、内痔核は小さくなって脱出が治りますよ」 術前の説明にこの一言を加える事にしよう。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 09:54Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 再発率

『ジオンの一年後の再発率は16%です』 診察でジオン希望の患者さんにお話しすると、一瞬がっかりした表情を見せる。 なにを隠そう、このデータを作成したのは私たちなのである。 ↑(告白ドキュメンタリ風に・・・) ジオン発売5年ほど前、Dr.OKは臨床試験医師の一人に選ばれ、100人ほどの患者さんの協力を得てデータを集めた。 患者さんには、手術をするかジオンで治療するかの選択枝はない。 臨床検査に参加していただけることを確認すると、電話で臨床試験センターに報告し、くじ引きで決まった方法で治療するわけだ。 「手術が当たるといいなぁ」 何事も『石橋をたたいて割る』くらいの慎重派(←単なる臆病(゚_゚i))のDr.OKにとって、確実に治す自信のある手術のほうが気が楽だった。 運悪くジオンに当たると、恐る恐る注射して、天に祈る気持ちで治療を終えた。 当然、この臨床試験では手術との併用療法は認められておらず、 「ジオンが注射できない外痔核の部分はどうなるのかなぁ」 と心配もあった。 案の定一年後の診察で、1人の患者さんから 「排便後痔が出る」 と言われ診察すると、外痔核部分がいきむことで膨らむ。 申し訳ないが再手術する事になった。 昨年5月から日帰りでジオン注射を初めて以来、外痔核が大きな人にはジオンと同時に外痔核だけ手術する事も、患者さんの希望に従って選択できるようにした。 内痔核まで手術すると痛みや術後の出血の危険性から日帰り手術は難しいが、外痔核だけなら痛みもそれほど強くないし、出血の危険性も少ないからだ。 まだ1年も経過していないので結果を判断するのは早計だが、少なくとも自分が経験した「残った外痔核が気になる」という患者さんは出ないであろう。

カミのみぞ知る

ジオン注射で脱肛を治療して、三週間目の患者さん。 「排便時の違和感はありますか?」 「最近は、ほとんど感じなくなりました」 「脱出はいかがですか」 肛門鏡を挿入して診察しながらうかがう。 肛門の奥に見える痔核は、小さく固まって動く気配はない。 そればかりか、外痔核も肛門内に引き込まれていて、赤ちゃんのおしりのようにツルツルである。 「来週で四週目ですから、次回が最後の診察ですね」 診察を終えて、嬉しそうな表情の患者さん。 「ジオンで治療して、トイレットペーパーの消費量が激減しました」 と意外なお話。 なるほど、排便のたびに脱肛する肛門を処理するには、大量のカミが必要だったのである。 ジオン注は医療費が安いのみならず、環境にもやさしい治療法なのであった。

ジオン改め・・・

薬の名前に二種類あるのをご存知でしょうか。 たとえば『アスピリン』 これは、1897年にドイツ・バイエル社が合成に成功して以来、世界中で解熱鎮痛薬として使用されている薬の商品名である。 薬のもう一つの名前に、一般名というのがあって、学会の発表などではこちらを用いる。 アスピリンの一般名は、アセチルサリチル酸。 高校の化学でならったとき、 『汗散って熱下がる』 なんて覚えた記憶が. σ(^_^;) このたびジオン注の講習会を行っている内痔核研究会で、 「商品名を学会発表の場などで連呼するのはいかがなものか」 という意見が出たか出ないか定かではないが、新しい呼び名が議論されたようだ。 アスピリンのような、単体の薬なら事は簡単だが、ジオンの場合は数種類の薬を混ぜ合わせた合剤である。 そこで主成分である 硫酸アルミニウムカリウム・タンニン酸 の英語表記 Aluminum Potassium Sulfate ・Tannic Acid の一部分をいただき、決まった呼び名がなんと ALTA 痔を注射で治して、いいかなぁ~
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 18:22Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 適応の違い

8月にジオン治療を行った患者さんから、メールをいただいた。 経過は順調で 「痔のことはすっかり忘れていて、再診するきっかけがないのですみません」 という内容である。 この患者さんも、クリニックまで一時間ほどかかる遠方にお住まいである。 アイビークリニックを受診する前に、複数の肛門科専門病院にかかり、手術を勧められてそうだ。 ある病院では、 「あなたは、○○(地名)の大痔主で、10日間入院してごっそり手術でとる必要がある」 とまでいわれたそうだ。 いったい、どんな『大痔主』だったのかとカルテを調べてみたら、確かに手術の適応はあるがたいした事ない。 Dr.OK、『石橋を叩いて割る』と言われるくらい慎重派(臆病なだけかも)で、ジオン治療の適応も小さな痔核に限って行っているつもりだったら、上には上がいるものだ。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 05:59Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 腫れることもある

ジオン注射療法の適応は、『脱出を伴う内痔核』となっている。 今まで、手術でしか治せなかった脱出を注射で治せるのが最大の長所である。 ただ、痔核が脱出する患者さんの場合、内痔核だけが脱出するものはまれで、ほとんどが外痔核を伴って内外痔核が一体となって脱出してくる。 この中で、内痔核主体のものをジオン注射療法の適応としているが、どの程度の外痔核までが許容範囲なのか、標準的な基準と言うものはまだできていない。 仲間うちの情報でも、外痔核が大きいと注射後に外痔核が腫れてしまう事があると聞く。 外痔核に注射したわけではないのだが、肛門全周が飛び出したように腫れる。 ただ、不思議な事に痛みはそれほど強くないとのこと。 先日、自分も同じような経験をした。 注射後2時間して診察したところ、肛門全体がぷっくりと腫れていた。 普通の痔核が腫れる場合と違うのは、腫れがやわらかく「水ぶくれ」のようであって、抑えてもさほど痛みが無い事が特徴であった。 痛みが少ないので、ゴム手袋をつけた手で少しずつ押さえ込んだら、肛門の中へつるんと戻った。 翌日診察したところ、注射した内痔核は予定通り固まって肛門の中で動かなくなっている。 それに伴って脱出していた外痔核部分も、肛門の中に引き込まれたままで、まるで赤ちゃんのオシリのようにつるつるの肛門になっていた。 この症例、単に幸運だったのか、はたまたジオンの新たな可能性をあらわすものなのか、今後の動向に注目したい。

★★ジオンニュース★★ 内外痔核

患者さんからのメール 『近くの病院で内外痔核のため手術を勧められたが、ジオン注射療法はできないものか?』 確かに、ジオン注の適応には 【脱出を伴う内痔核】 と記載されている。 一方、脱出する痔核の大部分は、外痔核と内痔核がつながっている内外痔核である。 肛門の外はつるつるの外痔核には無縁の状態で、内痔核だけ脱出するという患者さんは稀である。 ただ、一言に『内外痔核』と言っても、その形はさまざま。 内痔核が主体で、皮膚のたわみのような外痔核が付随しているものから、肛門科専門家のなかで『鬼瓦のよう』と称されている、外痔核がボコボコに発達しているものまである。 内外痔核でも、内痔核が主体の人であれば、内痔核が縮小固定される事で、それに連続した外痔核が肛門内に引き込まれて目立たなくなる事が多い。 そういう患者さんからは、注射の翌日から 「痔核がなくなりました」 と感謝される。 それに反して、外痔核があまりに大きな人の内痔核にジオンを注射すると、外痔核が大きく腫れてしまう事がある。 不思議に痛みが軽いものが多いが、時には入院安静が必要なほど痛む事もある。 日帰りや短期入院のつもりでジオン注射療法を受けたのに、手術と同じくらい入院が必要になっては、価値が半減してしまう。 したがって、外痔核が主体の「鬼瓦内外痔核」の場合は、手術をお勧めしている。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 16:00Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ ゴルファーに朗報!?

ジオン注射治療をして二週間目のOさん(58歳) 注射直後はちょっと腫れたが(臨床試験のデータでも2割に腫れがみられる)、それも一週間ほどでひき、今では痛くもなんともないとの事。 「注射翌日から、痔が出なかったのが嬉しかったですね」 と、嬉しそうに感想をおっしゃる。 「先生、もう運動してもいいですか?」 「どんな運動ですか」 「ゴルフです」 お話を聞くと、ラウンドの途中で痔核が出てきてしまう。 「ゴルフ場のトイレって、そんなに沢山ないでしょ」 シングル直前の腕前のOさん、Dr.OKと違ってゴルフ場を走り回るようなことはなく、ほとんどカートに乗っているのだが、それでも脱出した肛門のままでは集中できない。 トイレのあるホールまでが待ち遠しくて、3パットの連続になってしまうとのこと。 「急にスコアが崩れだした原因を悟られるんじゃないかと、冷や汗ものですよ」 ついつい、診察中にも関わらずゴルフ談義に熱が入る。 2週間前に注射した三ヶ所の内痔核は、固めのスポンジ程度に触れ、押さえても痛みは感じない。 肛門鏡で観察しても、表面のただれや出血もみられない。 「大丈夫、しっかりゴルフしてきてください」 「えっ、本当に大丈夫ですか。痔を気にせずにラウンドできるなんて何年ぶりだろう」 嬉しそうにズボンをはきながら、少年のような満面の笑みをたたえるOさん。 「これでシングルの壁を破れるかもしれませんね」 「頑張ります。先生も頑張ってください」 お互いの健闘を祈りながら終了した診察は、なんだか高原の青空のように爽やかだった。

ポケットをたたくと

ビスケットがひとつ♪ポケットをたたくとビスケットはふたつ♪ なんて童謡を昔聴いたことがあったが、先日患者さんから聞いたのは、ポケットに座薬を三つ入れていたという話。 その患者さん、一日中座ったままでパソコンを操作している。 午前中にトイレに行くと、きまって脱肛。 すかさず、座薬を使う。 夕方になると、おしりが重い感じになって、トイレで調べると肛門が出ている。 二個目の座薬を使う。 もう一個は予備。 「ズボンのポケットに入れてると座薬が体温で変形するから、胸ポケットに入れるのがコツなんです」 残業で12時間に及ぶ仕事もあり、過酷な労働条件でも頑張る痔主ビジネスマンだったのである。 だったというのは、ジオンで治ったから。 またまた『わずかな例で、確信的なことを言うなっ!』とお叱りを受けそうなのは百も承知なのだが、患者さんに感謝されるとどうにも嬉しい。 「座薬代も馬鹿にならない額でしたからね」 ネットショップで調べると、超有名なボ〇ギノールが30個で\2,499(税込) 毎日平均2個使うとしたら、年間6万円を超えてしまう勘定だ。 人知れず苦労していた患者さんの苦労話をうかがえ、勉強になった。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 05:36Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 一年後

ジオン注射後一年目の患者さんが診察にいらっしゃった。 注射後もメールをやり取りして親しくなり、マスコミのインタビューにも経験談を語っていただいたりしている。 今日も 「ちょうど一年になりましたので、診せにきました」 との事。 再発ではないのでホッとした。 「注射してから、それまで毎日使っていた座薬を一回も使っていません。」 痔の鬱陶しい症状から開放された患者さんの表情は明るい。 診察してみると、硬くなった痔核が肛門奥の壁に張り付いているような感覚である。 肛門鏡で、外に向かって押し出そうとしても、可動性はない。 痔核を取らずに痔核を治す、ジオンの本領を発揮できた症例だ。 その当時は、入院して腰椎麻酔で行っていたけど、今は日帰り。 「今まで使っていた座薬の代金を考えれば、1万円ちょっとで(患者さんは三割負担)治ってしまうのは、お得ですねー」 「再発したら、今度は日帰りジオンでちょいちょいと・・」 なんて冗談を言いながら診察した。 ただ、どんな治療だって副作用はある。 慎重にも慎重を重ねて、患者さんの満足度の高い治療を続けていこうと思う。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 14:42Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 喜びの声

通信販売で売られている、薬や健康食品の中には 『患者様の喜びの声』 と称して、「痔が治った」「アトピーが治った」「癌が治った」などという体験談を載せているものがあるが、薬や治療法の効果判定としては、かなり怪しいと思っている。 例えば血栓性外痔核やかんとん痔核。 急に痔核が腫れて痛む病気だが、何もしなくてもきれいに治る。 もちろん、軟膏や飲み薬を併用すれば、痛みも抑えて早く治る。 自然に治るものも以外にも、中には誤診で「実は〇〇ではなかった」なんてことが稀にはおこるだろうから、たった一回の経験談で効果を判断するのは危険である。 とはいえ、実際に自分が行った治療で病気が治った患者さんの喜びの声を聴くのは、嬉しいものである。 先日もジオン注射療法で脱肛する痔核を治療した患者さんがいた。 その人は、体質的に出血が止まりにくいとのことで、今まで手術を受けるのをためらい、肛門から大きく脱出する痔核に苦労していた。 それがジオンを注射した翌日から脱出は全くなくなった。 外見上は外痔核が残っているので、治療する側の医師としては 「手術なら、もっと完璧に治るのだけれど・・・」 という物足りなさはある。 しかし、患者さんにとっては、注射一本で今まで悩んでいた脱肛が気にならなくなってしまったので 「本当に、カンゲキです」 とまで、言ってくれた。 今まで手術でもっと完璧に治療して感謝された事はあったが、今回ほど喜んでもらえた経験は記憶にない。 この程度で、そんなに感謝してもらって、申し訳ないような気分である。 やはり、痛みがない、費用が安い、入院の必要がないというメリットが大きく作用しているのではないだろうか。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 05:57Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 日帰りジオン快進撃

開業して一ヶ月を過ぎ、ようやく治療体制が整ってきた。 開業当初は「あれがない」「これはどこ」のバタバタ状態が続いたが、今では自然に流れていくのが心地よい。 痔核の治療も、ジオン、日帰り手術、入院手術の三本立てで用意していたのだが、患者さんの希望はほぼ100%日帰りジオン。 医学的には、到底ジオンでは対処できない『大痔主様』もいらっしゃるはずなのだが、社会保険中央総合病院でお目にかかったようなスーパーサイズには、とんとお目にかかれない。 まぁ、世の中Dr.OKのように3Lの服を愛用している人がめったにいないように、「超超超ー、スーパーウルトラ、大大大大大脱肛」(←パロディネタわかりましたか?)というのも、めったにいないのであろう。 日帰りジオンを希望する方には、正直に手術と比べたら再発は多いことをお話しする。 それでも患者さんから 「再発したら、もう一回ジオンできますか?」 という質問が結構な頻度でかえってくる。 やはり、時代は日帰りジオンなのである。 世の中、仕事を休めない。 休むといっても「痔の治療で休みたい」とは言いづらい。 そんな患者さんのお役にたてる事を励みにしながら、本日も日帰りジオン快進撃である。

★★ジオンニュース★★ 日帰りジオン開始

5月15日にアイビークリニックで、日帰りのジオン注治療を始めた。 第一号になっていただいたのは、Tさん(44歳男性)。 インターネットでのご縁で、来院していただいた患者さんだ。 ジオン注射当日、アイビークリニックでは、まず点滴をおこなう。 これはジオン注射中に異常が合った場合、たとえばジオンの副作用に脈拍が異常に少なくなり血圧が下がる場合があるので、 そのようなときにすぐに薬を入れられるようにするための、いわば『命綱』。 また、ジオンの成分は尿で排出されるので、注射後は速やかに体内から排泄するためにも、点滴を行っている。 その点滴ルートから、まず痛み止めの薬を入れる。 肛門という痛みに敏感なところに、局所麻酔の注射を打つので、注射の痛みを和らげる効果を期待しての事である。 患者さんには、おしりの部分にスリットのある検査用のトランクスをはいてもらって、必要以上に局所が露出しない姿勢でうつぶせに寝てもらった。 おしりをテープで左右に軽く引っ張り、肛門部だけ露出するようにした。 さらに、局所を冷やすと痛みを感じにくいので、肛門の中に冷やした棒状の器具を挿入してしばらく待ち、肛門全体が冷たくなったのを確認して、局所麻酔の注射を行った。 通常の局所麻酔剤に、薬の刺激を少なくする薬剤を混入して、麻酔剤がしみるのを防止する。 注射針は、なるべく痛くないように、皮内針という細い針。 子供のとき誰でも経験があるだろうが、腕の内側の皮膚の中に注射するツベルクリン注射で使っているものである。 皮膚の注射が済んでから、長い注射針に変えて括約筋の部分にも注射した。 括約筋の部分は、皮膚ほど痛みを感じないので、やや太い長めの注射針でも大丈夫。 ここまでくれば、痛みは全くなく、肛門括約筋も緩んでいるので、楽に肛門を開く器具を入れる事ができる。 患者さんの指先につけたセンサーからの情報で、モニターには心拍の波形が出ているので、脈の変化に注意しながらジオンを注射した。 注射をしながら患者さんとお話をする。 途中で、痛みや異常な感覚がないか、確認するためにも会話は必要だ。 今年で生誕250周年になるモーツアルトのピアノ曲が静かに流れていた。 注射後、一時間ほど休んでいただいて、異常のないことを確認しての帰宅になる。 さて気になるお値段は、自己負担3割で ¥10,460 さらに今ならお得な無料診察券付き・・なんて事はないっ!
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 14:28Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ どこで治療できるか

最近、メールでもジオンに対する質問が多い。 これだけ注目されている薬なのに、意外と製薬メーカーも宣伝のような事をあまりしない。 先日「どこで購入できるのか」という、一般の人らしい方からのメールまでいただいて驚きであった。 というのも、この薬、内痔核研究会の講習を受けた医師にしか販売されず、それも人数をかなり限定して使用調査を行い、その結果問題が無ければ広く販売する予定だという事である。 すでにえらばれた肛門専門医が300人あまり受講し、私のアンケート調査では半数強の医師が実施している。 普通の薬は、臨床試験を行って認可されれば、医師なら誰でも使えるようになるのだが、臨床試験に加えて独自に使用調査を行うというのは、なぜだろう。 私が想像するに、その注射法の難しさにあるのではないかと・・・ 誤った注射法で直腸肛門狭窄のような副作用が多発すれば、大問題となる。 「たかが注射」という感覚では、どのような結果になるのか分ったものじゃない。 それに加え先日、ジオンの注射の技術料がようやく決まった。 28000円である。 痔核の手術の場合の技術料が53600円と比べると、半分以下。 もちろん、どちらも保険適応である。 今まで技術料が決まっていなかったので、医師としても手が出しにくかったが、今後急速に普及する事が予想される。 実際の効果はかなり期待できる。 私のアンケートでも、 「絶大な効果」と「まずまずの効果」を加えると97%を記録し「期待以下の効果だった」というのはたったの3%であった。 根治率がやや劣るものの、長期の入院や自宅安静は必要なく、とにかく痛みが少ないというのは、悩める痔主にとって大きな魅力となるだろう。 自分が痔になっても、やはりとりあえずはジオン注を選択したいと思う。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 05:49Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 研究会

3月12日内痔核治療研究会総会が開催された。 今回のテーマはジオン。 全国から多数の医師が集まって、24題もの発表演題があった。 すでに数百例もジオン治療を行っている医師たちからは、効果は良いものの、様々な副作用にも遭遇した経験談が発表され「気軽に注射して痔が治る」というものではない事を痛感。 手術を行うべきものと、ジオンで副作用の出現を抑えられる範囲で効果的な治療ができるものの見極めが大切であるという印象を受けた。 画像Dr.OKは視点をちょっと変えて、ジオン注治療を行っている医師にアンケート調査を行い、現状について発表した。 アンケートの結果で興味を引いたのは、医師が痔核の治療を受ける側になると仮定すると、手術とジオンがほぼ同数で分かれるということ。 患者さんには多くのジオン治療を行っている医師でも、意外に自分の治療については保守的な考え方であるという印象を受けた。 総会後の懇親会では、ジオン治療を多数行っている医師の仲には、本来の「脱出する内痔核」の治療のみならず、外痔核や直腸脱の治療にも適応を広げようと果敢な挑戦をしているという話も聞く事ができた。 まだまだ、始まったばかりの治療法。 良い事ばかり宣伝するだけでなく、適応の範囲や副作用について、患者さんに充分納得していただいた上で行うべき治療法であることは言うまでもない。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 06:06Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 個体差

画像 先日、ジオン注射をして3ヶ月目の患者さんが定期健診のために受診した。 注射部位は、期待通り硬化退縮し、脱肛の症状は全くない。 注射直後から、気になる副作用は全く出ず、経過良好そのもの。 この硬化状態が永久に続けばよいと思うのだが、臨床試験では一年後に16%の再発というデータがある。 「再発したら、今度は手術にしますか、ジオンをもう一度しますか?」 と尋ねたところ、 「また、ジオンでお願いします。」 とのお返事。 やはり、『入院が短い、治療費が安い、痛くない 』というのは、患者さんにとって大きなメリットなのでしょう。 あれれぇ、どこかのキャッチコピーはやい、やすい、うまい 』に似てるぢゃないですかぁ。 同じ日に、ジオン注射をして5日目の患者さんが受診した。 この患者さんは、ジオン注射をした翌日39℃の発熱があった。 結局、熱は二日で下がったが、肛門内に痛みがあるとのこと。 診察すると、痔核は硬化退縮している。 硬い痔核部分を圧すると痛みを訴えられるけれども、手術後の痛みと比べたらたいしたことなさそうな様子。 ジオンは、注射部位に炎症を起こし、その後の修復過程で硬化退縮が起こる仕組みであるから、炎症が強く起これば熱が出るのも理屈に合っている。 発熱の副作用は、臨床試験のデータで7%となっている。 『想定内』のこととはいえ、全く出ない人のほうが圧倒的に多いので、なんだか申し訳ないような気分。 ただ、熱が出るほど炎症反応が起これば、痔核が硬化退縮する効果も強く出るのではないかと期待している。 ◆ジオンと他の治療の比較は消痔堂.comをご覧ください◆

★★ジオンニュース★★ 学会での評判

画像 10月28,29日に開催された大腸肛門病学会で、ジオンについての評判を大勢の医師から聞いた。 Dr.OKも発表した『痔核のスタンダード診療とは』というシンポジウムでも、ジオンの効果を強調した発表が多かった。 学会中に会った友人に聞いても「皆上手くいっている」と答える人ばかり。 注射直後の感想はおおむね良好のようだ。 患者さんの評判もさることながら、医師にとっても利点は多い。 特に、手術の場合誰もが経験している後出血(こうしゅっけつ)の問題。 肛門は毎日便が出るところで、手術の傷が治るまで安静にしている事はできない。 どんなに丁寧に注意して手術中に止血しておいたとしても、手術後大量に出血する事がある。 まれには数百ccも出血して、血圧が下がって患者さんの意識がなくなるようなことも起こる。 その点、ジオンの注射なら気が楽である。 後出血のように、待ったなしで病院に駆けつけなければならない可能性はきわめて低い。 後出血のように命に関わるかもしれない合併症がないだけ、医師の精神的負担はずいぶん軽くなる。 「手術と同じ効果があったら、痔核の治療は病院からクリニックに移行するのではないか」 「そうなったら、肛門科再編成が起こるかもしれない」 さまざまな憶測が飛び交うなか、ジオンの長期予後(治療をしてから年数がたってからの、治癒率や副作用)がどうなるか、多くの医師が注目している。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 05:55Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ ジオン vs PPH

画像 今までの痔核の手術(結紮切除法)と比べて、術後の痛みが少なく入院期間も短い治療法として、5年ほど前から導入されたものにPPH法がある。 導入当初は新しい治療法として注目されたが、今までにないような重篤な合併症が出現したり、またPPHの器械が保険診療の適応ではないため、思いのほか普及していないのが現状である。 ところがこの度、厚生労働省の先進医療専門家会議(猿田享男慶応大名誉教授)は、保険診療と保険外の自由診療を組み合わせることができる「必ずしも高度でない先進医療」に、専用機器(PPH)を使った内痔核の切除手術を選定した。 これによって、(PPHの)自己負担額は自由診療に比べ、半分以下の12万4000~14万1000円。申請した2医療機関で近く適用され、順次、全国の医療機関で受けられるようになるという。 (毎日新聞 2005年10月17日 東京朝刊) 同じく、術後の痛みがなく、日帰りでも行われているジオン注による痔核硬化療法。 こちらは未だに、専用の技術料が決まってなく、その点で導入を控えている医療機関もあると聞く。 結紮切除法、PPH法、ジオン注。 それぞれのメリット、デメリットを理解したうえで、患者さんも治療法の選択に積極的に参加できる日が来るのでしょうか。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 06:13Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 続:新型肛門鏡

画像 大腸内視鏡を終えて控え室に戻ると、ヘリオのYさんが待っていた。 「先生、これ試してみて」 ジオン用の新型肛門鏡の試作品が、手のひらの上で鈍く金色に輝いている。 前回のものとは違って、筒の上の方がつながっていて、スリットが途中で途切れている。 「この部分を残したのは、どうして?」 「注射液が外痔核に広がらないように、押さえながら注射するんです」 「だって、注射したあと、薬が広がるようにマッサージするじゃない。注射するときだけ押さえて意味あるの?」 いろいろな事を考える人がいるものである。 新しい治療法も、さまざまな『流派』が誕生しているようだ。 ちなみに、消痔霊(ジオンと同様の中国の薬)を使って、1500人の治療経験のある先輩医師は、通常の肛門診察で使うストランゲ型の肛門鏡を使っているとの事でした。 ◆ジオンと他の治療の比較は消痔堂.comをご覧ください◆

★★ジオンニュース★★ 注射後三ヶ月

画像 先日、始めてのジオン患者さんが、注射後三ヶ月の診察に来院した。 脱出症状はないとのことを聞き、一安心。 診察してみると、注射部位は相変わらず硬く触れるが、以前より幾分柔らかくなっている様子。 肛門鏡で観察しても、脱出するような可動性はない。 「近々渡米して、例の教授とゴルフをやるんですよ」 と嬉しそうに語る患者さん。 「プレー中に日の丸は掲げなくてすみそうです」 なんて、ジョークが弾んだら楽しいでしょうね(^^) ◆ジオンと他の治療の比較は消痔堂.comをご覧ください◆
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 06:22Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 外痔核の処置

画像 ジオンの適応は『脱出を伴う内痔核』となっている。 実際に、痔が出る【脱肛】患者さんの場合、内痔核だけ出ている事は極めてまれなケースで、外痔核を伴った内外痔核という状態で脱出する事が大部分だ。 そこで問題なのが、外痔核が大きな人はジオンの恩恵にあずかれないかと言う事。 外痔核も小さなものなら、ジオンにより内痔核が縮む事で外痔核が肛門内に引き込まれて目立たなくなる事がわかったが、大きな外痔核を伴っている場合では満足な結果が得られるか疑問が残る。 そこでにわかに注目を浴びたのが結紮切除術との併用療法。 外痔核の部分(歯状線より外側)は結紮切除術で処置し、内痔核だけジオンで治療するという方法だ。 先日、併用療法を多数手がけている先輩医師のお話を伺った。 その先輩医師は、ジオンの発売以前より、消痔霊(ジオンとほぼ同じ成分の薬。ジオンのモデルとなった)を中国から輸入して、治療に使っているとのこと。 入院施設のないクリニックなので、通常の結紮切除術を行うと、術後の出血や痛みが問題となる。 その点、ジオン+外痔核結紮切除術だと、日帰りで治療できるし、痛みも手術ほどはないということ。 結紮切除術ならお手の物である肛門科専門医にとって、新たな治療法として多くの脱肛患者さんに適応できる可能性を強く感じるお話でした。 ◆ジオンと他の治療の比較は消痔堂.comをご覧ください◆
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 06:11Comment(0)TrackBack(0)

「★★ジオンニュース★★ 続:肛門科の近未来」について

★★ジオンニュース★★ アンケート調査 で掲載したように、80%の人がジオンを第一選択治療に希望するという結果を見ると、痔核治療の流れが大きく変わる可能性があると思います。 今までは、入院設備のある専門病院が『主役』を勤めていたものが、外来診療だけのクリニックでも同様の治療ができるわけですからね。 しかし、ジオン注射の技術は肛門疾患を熟知した医師が行わないと効果が期待できないばかりか、肛門狭窄などの重大な術後障害が発生する恐れもあり、 【内痔核研究会】による講習を受けた医師のみが使用を認められています。 また、ジオンで治らなかった場合、手術などのほかの治療が行えるかどうかも、医師選択の基準となってくるでしょう。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 01:57Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 肛門科の近未来

友人医師と浅草の焼肉屋に行った。 店内をおおう煙にいぶされながら、肛門科の近未来について熱く語る。 肛門科診療にとって、革命的な事件はジオンの登場。 今のところ、あまり積極的に宣伝されていないから知名度は低いようだが、大々的な宣伝が行われたらかつてのバイアグラのようにマスコミの注目を集める事は確実だと思う。 痛みが殆どなく、入院期間も日帰りか短期入院で脱肛が治る事を考慮すれば、「再発率16%」という臨床試験のデータもかすんでしまう。 ちなみにDr.OKがインターネットで調査した結果では「再発率16%でも、ジオンで治療したい」という人が80%を占めた。 今までの、肛門科の勢力図を書き換える可能性もある。 ◆ジオンと他の治療の比較は消痔堂.comをご覧ください◆
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 03:18Comment(0)TrackBack(1)

★★ジオンニュース★★ 新型肛門鏡

画像 新しい技術が開発されると、それに伴っていろいろな製品が登場する。 パソコンの周りを見れば、20年前には見た事も聞いた事もなかった周辺機器の山。 ジオン注射とて同じ事が言える。 肛門の中の正確な部位に注射するという技術は、今までの医学の歴史上にもなかった事。 今回登場したのは、新型肛門鏡。 ずいぶん前から、ヘリオのYさんが 「先生、何か良いアイディアない?」 と、御用聞きのようにやって来ていました。 そのつど、あれこれ新しい医療器械を提案して試作品を作ってもらいましたが、実際に使ってみて製品化したものは皆無。 今回、ジオンの登場で肛門の中をしっかり観察できるような肛門鏡ができればと考えていました。 「明るく、広い視野で操作できる肛門鏡」 という注文をつけていたら、登場したのが今回の肛門鏡HM-66W 。 「ライト付きも作るから」 とYさん。 最近、老眼気味で暗い事が気になりだしたDr.OKにとっても朗報です(^^) ◆ジオンと他の治療の比較は消痔堂.comをご覧ください◆
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 06:27Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ ジオン専用注射針

ジオンを注射する場合、肛門内にある内痔核に正確に注射する必要があります。 注射針が深く刺さりすぎて括約筋の中に注射すると、括約筋が固くなって狭窄をきたす恐れがあります。 そこでジオン用に「キレの悪い注射針」というものが開発されています。 キレの悪い針をゆっくりと痔核に刺していくことによって、括約筋に達した抵抗を感じたらわずかに針を抜いてジオン注射液を注入するわけです。 Dr.OKが小学生の頃、今から考えると恐ろしい事ですが、予防注射は一本の注射針で数人注射したものです。 その時、「新しい注射針に当たった人は痛みが少ないけど、最後に当たった人は針の切れ味が悪いので痛みが強い」とまことしやかに信じられていました。 そういう経験のある人は、キレの悪い針で注射されたら痛いのではないかとご心配するかもしれませんが、心配ご無用。 もともと、内痔核には痛みを感じる神経はありませんから、針をさしても痛みは感じないからです。 ◆ジオンと他の治療の比較は消痔堂.comをご覧ください◆

★★ジオンニュース★★ ジオン治療が受けられる病院

画像 このところ 「ジオンの治療を受けたいのだが、何処の病院で受けられるか」 との質問メールが時々来ます。 すでに『★★ジオンニュース★★ 採用病院情報 』で説明したのですが、記述がちょっとわかりにくいのか、それを読んだにも関わらず質問をいただくようです。 ジオン注射は注射方法が複雑なので、医師なら誰でも扱えるわけではありません。 内痔核治療研究会というところで、ジオン注射(四段階注射法)の講習を受けた医師のみが薬を手に入れる事ができるシステムとなっています。 そのリストは、内痔核治療研究会のホームページに掲載してあります。 http://www.zinjection.net/general/index.html ただ、医師によっては慎重派もいて、講習会を受けただけでジオン注射をまだ実施していないところもありますから、実施状況についてはそれぞれの病院に問い合わせてください。 ◆ジオンと他の治療の比較は消痔堂.comをご覧ください◆
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 06:50Comment(0)TrackBack(0)

痔主対談

画像 い~じ~netの取材で、ジオン治療を行った患者さんのお話をうかがった。 患者さんは、いわゆる『企業戦士』。 その、壮絶な痔との闘いはまさに「プロジェクトX」 「風の中のすぅばるぅ~、砂の中のぎぃんがぁ~♪」 若い頃は、業界初めてのオンライン構築の仕事に携わり、残業月100時間以上が当たり前という生活。 営業時間が終わってからシステムの不都合を直し、時には徹夜で仕事した後、家に帰って着替えだけして翌日の仕事などというハードな生活をしているうちに、痔の出血が始まった。 それでも若いうちは、座薬を2,3日使えば「治った」のでそのままにしておいたとのこと。 そんなお気楽な痔主生活も長くは続かなかった。 年とともに脱出症状が悪化し、日によっては出血も伴う。 「出血をすると、血が止まるまで待たなければならないので、その日の朝のトイレタイムがどのくらいかかるか予想がつきません。それを計算に入れて30分は余裕を持って起床する習慣となりました」 さすが企業戦士。 時間厳守はビジネスの基本! 手術を決心したのも、仕事がらみ。 米国人のお客様とゴルフをしていた時、後ろを歩いているハーバード大学教授から 「Mr.〇〇、オシリに日の丸がありますよ」 と、そっと耳元でささやかれた。 気配りとユーモアのセンスをあわせ持った教授の対応には「さすが、一流の人は違う」と感心させられるものがありますが、ささやかれたご本人はさぞかし慌てた事でしょう。 日常診療でも、脱肛した痔核の粘膜が下着にすれて出血する状態は多く見られますし、常に脱出している粘膜が「日の丸」のように真っ赤にただれている事もあります。 それまで何とか付き合っていた痔核とも、ようやく決別する決心をされ、今回ジオンを使って治療した患者さん。 「そろそろゴルフも再開しようかと思っています。」 おしりを気にすることなくプレーができ、スコアが伸びる事をお祈りしています。 おだいじに。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 05:14Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 痔核スケール

画像 ジオンの注射法は「4段階注射法」といって、一つの痔核の中で4箇所にそれぞれ決まった量を注射する必要がある。 足りなければ脱肛が治らないし、多すぎれば肛門狭窄などの副作用を生じる危険性もある。 注射の量が「〇〇ml」と決まっているなら、注射器の目盛りを読むだけで簡単な事だが、私たちを最も悩ませるのは、第2段階。 注射のマニュアルには「痔核の体積に加えて1~2ml」と非常にあいまいに書いてある。 第一、四角四面ではない痔核の体積を正確に把握する事が難しい。 この点について、自分でプラスチック粘土をこねて、それぞれの大きさの痔核の模型を作ったのが4月の終わりころ。 製薬会社の人に自慢して見せたところ、こんなに立派な痔核模型を作ってくれました。 0.5mlなんて、とても脱出しそうもない大きさの模型まで作ったところは、ご愛嬌(^^) ◆ジオンと他の治療の比較は消痔堂.comをご覧ください◆
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 05:29Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 注射後痛

画像 Dr.OKも参加した臨床試験のデータでも、合併症として49%の症例に肛門部痛が報告されています。 先日も、ジオンを注射した患者さんから 「全く痛みを感じないかと思っていましたが、思ったより痛いですね」 という評価をいただいた。 この患者さん 「全く痛くない」 という患者さんと比べると、痔核が大きく注射量も多くなっている。 ではこの痛み、どの程度のものか気になるところ。 二名の痛みを感じた患者さんについて、 ①点滴の針を刺すとき。 ②麻酔で背中に針を刺すとき。 ③午後、麻酔がさめてもっとも痛く感じたとき。 ④夕方、鎮痛剤を飲んで痛みが和らいだとき。 ⑤翌日 ⑥排便したとき。 を痛みのスケールで計ってみました。 麻酔がさめる頃は「肛門括約筋の痙攣もっとも痛みを感じる」といわれているが、それを過ぎれば痛みは急速に少なくなるようです。 しかし、一時期でも注射の針をさすより強い痛みを肛門に感じる事もあるわけで、日帰りで行うには医師も患者さんもそれなりの覚悟がいる治療法だと思いました。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 04:16Comment(0)TrackBack(0)

★★ジオンニュース★★ 発熱症例その後

8月16日の記事で、ジオンの発熱の副作用症例について書いたところ、さっそく薬剤メーカーから電子メールが来た。 「発熱症例の詳細について調査したい」 社運をかけたプロジェクトのためか、メーカーも誠実な対応をしていることは評価すべきである。 そんなわけで、その患者さんのその後の経過についてレポートする。 注射して9日目から11日目までの間発熱が見られ、注射部位が痛んだのは前回報告したが、その後は再度発熱する事はなかったとのこと。 注射部位の痛みも徐々に引いてきて、注射後19日目には自発痛なし。 診察で注射部位を触ったところ、ゴムのような硬さで固定されていて、圧しても痛みは感じない。 問題の脱出は全く生じず、注射時に気になっていた外痔核部分の怒脹もみられない。 痔核が硬化退縮したことで、外痔核部分も肛門内に牽引されたようで、肛門の外から見たところでは外痔核の存在はわからない。 患者さんの満足度は良好で、次回一ヵ月後の診察をお約束して、 笑顔で「お大事に」が言えた(^^)
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 05:27Comment(0)TrackBack(0)