座薬と軟膏

肛門科で使う薬で特徴的なものとして、座薬と肛門内へ注入する軟膏がある。
様々な種類の座薬や軟膏があり、肛門科専門医としては細かく使い分けしたいものだが、以外に大雑把に使われている印象もある。

院内で処方する場合は良いのだが、病院が院外処方となっていると厄介である。
「これぞ、この患者さんに効く座薬」
と思って処方箋をきっても、しばらくして処方薬局から電話が入る。
「こちらには〇〇座薬は置いてないのですが、△△座薬で代用してもいいですか」

痔の座薬や軟膏は、炎症や痛みを和らげる薬など数種類の薬剤が混ぜてある合剤である。
全く同じ内容の薬なら良いのだが、大部分が同じでも、ここで効かせたい薬剤が入っていないものも多い。

「〇〇座薬がこの場合最適なのですけど・・・」
とは言ってみるが、それだと「取り寄せになるので二日ほどかかる」との返事。
患者さんは、今症状があるので意を決して来院されたわけで、治療が二日後になるのでは納得できないであろう。
仕方ないので次善の座薬を処方してもらうことになる。

現在の院外処方制度では、病院側から薬局を指定できない決まりになっている。
患者さんの利益を考えるなら、処方された薬が薬局にあるかどうか、検索できるようなシステムができても良いと思うのだが・・・

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