Dr.OKの消痔堂日誌

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zoom RSS ジオン(ALTA)と手術の併用療法についての私見

<<   作成日時 : 2017/04/27 16:17   >>

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痔核が大きくなって、肛門外に脱出し、押し込まないと戻らない(腫れている場合を除く)ようになると、薬の治療では限界となってくる。

もちろん、痔核は良性の病気だから
「ワシ、気にせんもんね、毎朝押し込んだらええもんね」
という方は、『痔核と共にある人生』を楽しんでもらえばよい。(;^_^A
そうでない方に行われている治療法の代表的なものに、手術療法とジオン(ALTA)による効果療法がある。

手術は痔核を切り取ってしまうわけだから、確実な治療法である。
しかし、痛みや出血、術後の狭窄などの後遺症など、術者の腕前が大きく左右する治療法である。

ジオン(ALTA)は、痛みを感じる神経のない内痔核部分に注射して炎症を起こし、治る過程で痔核を硬化させて縮める治療法である。

Dr.OKはジオンが発売される前に臨床試験医として使ってみたので、注射の翌日には痔核が出てこなく痛みも無いという『奇跡的効果』に驚いた経験がある。
しかし発売後に製薬会社が調査した成績では、1年後の再発が14%程度となっているので、確実な治療法とは言えないのが欠点である。

また最近、添付文書の「重大な副作用」の項目に「直腸膣瘻」(ジオン注射部位と膣の間に穴があいて、便が膣から漏れる)が追記されたので、より慎重な取り扱いが必要である。


痔核が脱出するくらい大きくなると、肛門の外の外痔核と内部の内痔核が一体となって脱出する場合がほとんどである。
ジオン(ALTA)は『脱出を伴う内痔核』に効能があるわけだが、それでは十分に脱出症状を治すことができない。
そこで、内痔核にジオン(ALTA)を注射すると同時に、外痔核は手術的に切除するという併用療法が行われている。

ジオン(ALTA)のは、痛みを感じない内痔核に注射して脱出を治療し、翌日から痛みも腫れもなく日常生活に戻れるのが最大の長所なのだが、わざわざ痛みを感じる外痔核を切除するのでは、本末転倒のような気がする。

また手術に不慣れな医師が外痔核に対して稚拙な手術を行ったり、必要のない外痔核切除が行われている事が懸念される。



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