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zoom RSS 特選!Dr.OKのまじめなおしりのはなし 54:いぼ痔の上手な付き合い方A

<<   作成日時 : 2014/08/10 07:26   >>

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繰り返し出血する痔核には、どのような治療法があるだろうか。
一つは、生活習慣の改善と坐薬や軟膏などの保存治療がある。
硬い便で強くいきむ排便習慣は、痔核の血管に血が集まるため、出血の最大の原因になる。
アルコール類や激辛料理も、出血に悪影響がある。
薬の治療には、してステロイド剤で炎症を抑たり、ビスマス含有で血管を縮める作用のある成分が配合してあるものを、症状に応じて使う。

たいていの痔の出血は、これらの方法で改善傾向がみられるが、それでだめなら次にステップに昇格する必要がある。

その一つが、『パオスクレ―®』という、注射薬である。
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主成分はフェノールで、痛みのない内痔核に直接注射する。
肛門鏡で痔核を確認し適量の注射ですむから、外来診療の合間に気軽に行う事ができる。
それまで坐薬や軟膏で出血が止まらなかった患者さんが、この注射一本で止血できることが大部分である。
ただ、この薬の最大の欠点は、永久的には聞かないという事にある。
注射後も同じ様な生活習慣を続けていれば、早ければ一か月くらいで効果がなくなってしまう。
注射を機会に生活習慣を改善できるかが、このパオスクレ注射療法の成否を握る鍵なのである。

二つ目の策は『ジオン®』という、10年近く前に発売された注射薬。
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主成分は硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸で、内痔核に炎症を起こし、治る過程で『線維組織』という硬い組織が集まってきて痔の血管を潰してしまうというものである。

こちらは、『脱出する内痔核』が適応となっているので、痔核に脱出傾向があって出血が止まらないような患者さんには効果が期待できる。
ただ、パオスクレのように簡単に注射するだけでは十分な効果が期待できないので『四段階注射法』という、まんべんなく内痔核に注射液が行きわたらせるために、腰椎麻酔をや局所麻酔を行って括約筋を緩めて、正確に注射をする必要がある。

ちなみに注射で痔を腐らせて取る治療が行われていたが、注射後の肛門狭窄や肛門潰瘍などの障害が起こるため、最近ではほとんど行われていない。

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