Dr.OKの消痔堂日誌

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zoom RSS 特選!Dr.OKのまじめなおしりのはなし 53:いぼ痔の上手な付き合い方@

<<   作成日時 : 2014/08/04 08:09   >>

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痔核(いぼ痔)は良性疾患である。
つまり、放っておいても命に関わることはない。
『命に関わる』と言ったら、ホクロの方が上である。
ホクロは、常に刺激を与えると悪性黒色腫という癌になる事がある。
医学生の頃に皮膚科の講義で
「足の裏のホクロは、予防的に取っておいた方が良い」
と、教わったくらいである。

話を痔核に戻そう。
大きくなって、排便の時などにいきむと肛門外に内痔核が脱出して、手で押し込まなけれはならないゴリガー(Goligher)分類第3度が、一般的に手術の適応とされている。
しかし『治そうと考えているなら、手術やジオン(ALTA)注射療法の必要がある』というのが正解で、『手術をしなくちゃいけません』と断定的に言うのは言い過ぎ。

ちょうどホクロと一緒で
「Dr,OK、小鼻の横にあるホクロを取ったら、男前でっせ、患者さんぎょうさん押しかけまっせ!」
と、なんちゃって関西弁で言われても
「いらんお世話だがや!!」
と名古屋弁で答えるような物なのである。

じゃあ、『手術するくらいなら痔核と一生添いとげたい』という方には、どうやって付き合っていくかという問題がある。
まず、出血を伴うかどうかが、大きな分かれ目である。
脱出する内痔核は、弱い粘膜が下着などにこすれて出血しやすい状態にある。
まず、肛門からの出血が内痔核だけが原因なのか、大腸内視鏡で調べる必要がある。
何年も坐薬で治療していた患者さんが『痔核の他にも直腸癌があった』なんてことも、肛門科医であれば誰しも経験している事である。

また少量であっても、毎日出血していると貧血になる可能性がある。
坂道や階段を登ると、息が切れるという症状があったら要注意。
血液の酸素を運ぶ成分(赤血球中のヘモグロビン)が足りなくなっているから、体の細胞が酸素不足になって、息切れになるのである。
『あかんべー』してみて、下まぶたの裏がほかの人より白っぽくなっていたら、ほぼ確実に貧血であるから、急いで病院にかかって検査や治療を始めた方が良い。

日ごろの食事でヘモグロビン量を増やそうと考えたら、タンパク質と鉄分が必要である。
タンパク質は、肉、魚、大豆製品に多い。
鉄分は昔からレバーやホウレンソウに多いと言われるが、ホウレンソウはともかく、毎日レバーを食べるのは、お肉大好きのDr.OKといえども、ちょっと遠慮したいところ。

そういう方にお勧めなのが、黒ゴマとヒジキ。
あの、真っ黒な色は鉄の色なのである。
患者さんには、
『炒った黒ゴマを食卓に置いておいて、毎日スプーン一杯パリパリと食べたり、ヒジキのふりかけを用意して、一つまみご飯にふりかけましょう』
と勧めている。
<続く>

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