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zoom RSS 特選!Dr.OKのまじめなおしりのはなし48:子供の痔

<<   作成日時 : 2014/05/31 03:41   >>

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新患のカルテが回ってきて、名前の横の年齢が一桁だと緊張する。
「子供でも痔になる事ってあるんですか?」
まるで自分が重病にかかったかのように心配するお母さんと、泣き叫ぶ子供をなだめながら診察するには、かつて小児科の教授に教わった対応の仕方が役に立つ。

「診察のコツは、右手で子供の頭をなでて、心でお母さんの頭をなでるように」

そんなわけで、大人と違う緊張感が要求される『子供の痔』について・・・

【痔瘻】
小児期の痔瘻はめったにお目にかからないのですが、一歳未満の乳児に生じる『乳児痔瘻』という病気があります。
肛門の右や左に腫れものができて膿が出て、その後も腫れや排膿を繰り返すものです。
「痔瘻は手術しなくちゃ治らない」という話を聞いて、お母さんの心配はひとしおではありません。
しかしこの痔瘻は大人の痔瘻と違って、大部分は便が固まっておむつが取れるころには治ってしまいます。

【裂肛】
子供は成長のためにもエネルギーを使うので、体重に比して食事量が多く、便の量も多いのは容易に想像できます。
たいていの子供は十分に食物繊維も食べているので、『バナナのような』便が出ても大丈夫なのですが、中には野菜嫌いで食物繊維が不足しカチカチの便になる子供がいます。
カチカチのぶっとい便を出して肛門の皮膚(上皮)が切れてしまって、大泣きになる子供がお母さんに連れられてやってくる。
軟膏で治療すると共に、食物繊維の多い食品をとるようにすることが大切です。
野菜嫌いな子供には『寒天ゼリー』やクラッシュタイプの『こんにゃくゼリー』なども紹介しています。

【痔核】
大人では痔の病気の中で最も多いのですが、子供ではめったに見ることがありません。
子供の肛門の出口付近の周囲にある『外痔静脈叢』という血管の集まったところは、強くいきむと膨らむため、これをお母さんが気にして
「便をした後に、肛門の周りが腫れている」
と外来にいらっしゃいます。
子供の皮膚は薄いので肛門の出口の血管にドーナツ型に集まった血液が透けて見えることがありますが、しばらくしてもとに戻るのでそのまま腫れるようなことはなく病気ではありません。
先日、「肛門科人生25年」で初めて、子供の血栓性外痔核を治療したくらいです。


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