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zoom RSS 特選!Dr.OKのまじめなおしりのはなし42:肛門鏡

<<   作成日時 : 2014/04/11 07:01   >>

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大腸内視鏡検査を行うと、患者さんから
「痔の状態はどうでしたか?」
と聞かれることがある。
大腸は、空気を入れると風船のように膨らんで中の様子を観察できるが、肛門には括約筋と呼ばれるいつも締まっている筋肉があるので、空気を入れたくらいでは広がらない。
そこで、肛門を広げた状態で内部を見るために開発されたのが、『肛門鏡』という医療器具なのである。

医療業界では、様々な道具をまとめて『医療器械』と呼んでいて「おしりにキカイを入れますよ」なんて言い方をするので、患者さんは大きな『マシン』を入れられるような錯覚に襲われるが、実際には手のひらに収まるくらいの小さな器具なのである。

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上の写真は、ストランゲ型肛門鏡と呼ばれる、知る人ぞ知る肛門科専門医の間で使われている特殊な器械である。
左の先端部を肛門に当ててそっと挿入するのだが、よく見て解るように断面は円形ではない。これは、肛門の形が前後に長い楕円形なので、その形に合わせて断面も楕円形になっているのである。
この器具を肛門の中に挿入してから、右手にあるつまみをそっと開く。

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そうすると、楕円形の部分が実は貝が開くような構造になっていて、肛門括約筋を押し広げて内部を観察することができる。
別名『二枚貝式の肛門鏡』と呼ばれる所以である。

肛門の壁を観察した後、脱肛する痔核では先端を痔核に当てて外に脱出させて脱肛の程度を観察することができる。これは、単に筒で肛門内を観察するタイプの肛門鏡ではできない、ちょっとした『技』なのである。

この技を正確に行うためには、患者さんに恐怖や羞恥心を与えることなく、痛みが生じないように愛護的に診察する必要があるのは、言うまでもない。

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