Dr.OKの消痔堂日誌

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zoom RSS 特選!Dr.OKのまじめなおしりのはなし41:痔の術後管理

<<   作成日時 : 2014/04/05 07:29   >>

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「手術は麻酔がかかっていて痛くないのはわかるけど、麻酔がさめたら痛いんじゃないんですか?」
「昔、手術を受けた知り合いが『三日三晩、痛みで脂汗が出て地獄の日々だった』なんて脅かすんですけど大丈夫ですか?」
手術を覚悟して治療計画書を書いている時点で、時々聞かれる質問である。

そこはやはり『餅は餅屋』と言われるように、肛門科専門病院としての様々なノウハウがある。

まず、手術が終わった時点。
肛門の中の傷から出血すると、直腸に血液が溜まって下痢のように大出血することがある。それこそ一面血の海となるくらい大量の出血で患者さんも意識が無くなり、こちらも気が遠くなりそうになるところをぐっとこらえて、深夜の止血処置を行うような事態になる事もある。

そういう事態を恐れて、手術が終了してまだ麻酔が効いている事を利用して肛門内にチクワくらいに筒状にしたガーゼを入れる習慣があった。
麻酔がさめるにしたがって括約筋がギュッとしまることになり止血効果が生じるのだが、傷の痛みを出す『効果』も抜群である。
翌朝、麻酔が完全にさめた状態でこの筒状ガーゼを抜く作業中は、患者さんも歯を食いしばっていることがわかる。

そこで肛門科のプロは傷の縫合に挑戦する。
「痔核の手術で傷を完全に縫うと肛門が腫れて痛い」という言い伝えがあるのだが、実際にそんなことはない。Dr.OKは完全に傷を縫合閉鎖して、痛みが少なく治るまでの時間が短い手術法を採用している。

次に問題になるのが、手術後の診察である。
外科手術の後の傷は、毎日消毒することがデフォルトとされてきたが、そんなことは一切しない。
だいたい便が出るところを消毒したところで、何の意味もない
肛門に指や器具を入れて診察することもやらない。
別に『メンドクサイ』からではなく、患者さんを痛がらせてまで得られる情報がないからである。
患者さんの訴えを聞き、腫れや出血がないか肛門を見て、軟膏を付けて
「お風呂に入って温めて、できるだけ安静にしていてください」
これだけで十分なのである。

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