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zoom RSS 特選!Dr.OKのまじめなおしりのはなし38:機能温存手術痔核編2

<<   作成日時 : 2014/03/05 06:21   >>

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古典的痔核の手術というと、1882年に発表されたWhitehead (ホワイトヘッド)手術が代表選手です。
痔核ができる範囲(肛門の入り口から3cm位奥まで)を、短いリング状に切り取り、外の皮膚と、中の粘膜とを円形に一周縫い付けてしまう手術です。(AとBを縫いつける)
痔核ができる部分を完全に、良く言えば予防的に切り取ってしまうわけですから、再発は絶対にしない。

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一見完璧な手術のように思えますが、ぐるっと縫い付けた傷が縮んで肛門が狭くなったり、
外の皮膚に引っ張られるように縫い付けられた直腸の粘膜が肛門の外まで出てくるようになったり、いわゆる術後後遺症の悩む患者さんも多かった手術法です。

しかし、この手術も名人が行えばきれいな肛門になるので、陰で泣く後遺症に悩む患者さんがいるにもかかわらず、 新しい手術にとってかわられるまでに約100年を要しました。

ホワイトヘッド手術にとってかわったのが、結紮切除法です。
これは、痔核を一つ一つ縦方向(肛門の外から中に向かう方向)に切除する手術法です。
ホワイトヘッド法と違って、どの部分を切り取ってどの部分を正常として残すかの判断が難しいので、判断を誤れば数年後再発する可能性がありますが、 「再発した痔核を手術する方が、ホワイトヘッド手術の後遺症よりマシ」という考え方が一般的になりました。
この手術の失敗例は、たいてい痔核を取りすぎたことによる「肛門狭窄」や「手術後難治創」です。 癌の手術のように「再発したら、外科医の負け」という意識で、徹底的に執ってしまおうとする認識が、最大の敵なのです。

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