Dr.OKの消痔堂日誌

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zoom RSS 特選!Dr.OKのまじめなおしりのはなし33:間違いだらけの肛門科選び(1)

<<   作成日時 : 2013/11/24 06:53   >>

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電子メールで医療相談をやっていて結構多いのが、
「東京までは行けませんので、私の住んでいる町の近くに推薦いただける肛門科は有りませんか?」
というもの。

大腸肛門科を専門として四半世紀になり、多くの肛門科医とも知り合いとなったが、本当に手術が上手いのか、なかなか見抜くことはできない。
というか、機会がない。
とても性格が良くって人間的に素晴らしい先生であっても、手術の上手い下手までわかるわけではない。

以前の学会で「侵襲の少ない痔核の手術」というような発表があった。
痔核の手術で注意することとして、過大な切除を行わないことがある。痔核の組織を取りすぎると、傷がなかなか治らなかったり、治ってから肛門が狭くなり患者さんを苦しめる結果となってしまう。

発表されているビデオを観ていて、どうも痔核を剥がす層が深すぎるのではないかと感じた。
ビデオでは痔核を取ると、その下にある括約筋が露出しているのである。
括約筋に切り込んだら、それこそ便が漏れてしまう恐れもあるけど、表面が露出するのは、私としては切除する層が深すぎるのではないかと感じた。

発表が終わって、質問の時間になったので、おもむろに手を挙げて質問した。
「見せていただいた手術では、括約筋が見えていたようですが、先生の施設ではそのような層で痔核を切除することが普通に行われているのでしょうか?」

発表した医師は、まだ若く、私としては積極的に深い層で切除したわけではなく、ビデオ撮影の際にそこまで気づかなかっただけかと思ったのである。
質問を受けた若い医師が返答に詰まっていると、会場から
「共同演者の〇〇です」
と言って、私も良く知っている同年代の先生が答えた。
「私どもの施設では、このビデオで示したような手術が標準的に行われています。」

自分としては「このビデオでは、ちょっと剥離層が深すぎると思いますが、いつもはもっと浅い層で、括約筋が露出しないように切除しています」
という回答を期待していたのだが、期待外れであった。

全国的に有名な肛門科病院で、もちろんこの手術方法で大きな問題もなく治療は成功しているのだが、より良い手術法を求めようとする貪欲さが欠如しているのではないだろうか。

それではいったい、一般の人が安心して手術を受けられる医師を見つけるにはどうしたら良いのであろうか。

次回に続く・・・

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