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zoom RSS 特選!Dr.OKのまじめなおしりのはなし20

<<   作成日時 : 2013/03/13 01:14   >>

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おしりから血の出る患者さんで、最近とみに患者数が増えている病気として、安倍首相の持病としても有名になった潰瘍性大腸炎があります。

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上のグラフは、厚生労働省の調査で明らかになった潰瘍性大腸炎の患者数で、この数年1年に5000人以上の割合で増えています。

排便後に血がついたり、粘液が出るくらいの軽い症状の患者さんに、念のために大腸内視鏡検査を行うと、直腸にびらん(ただれ)が見られ組織検査を行うと潰瘍性大腸炎と診断されることがあります。
このびらんが大腸の広範囲にわたって広がり、潰瘍が多くみられるようになると、本格的な潰瘍性大腸炎の症状である、下痢、血便、腹痛などの重い症状が出てくるようになります。
また、さらに重症化すると、大量出血や中毒性巨大結腸症(炎症が急速に悪化し、腸内にガスや毒素がたまり、大腸が風船のように膨らんで巨大化する)を発症し、緊急手術で大腸全摘術が必要になったり、慢性の炎症状態から大腸癌が発生すると言われています。

発症年齢は、10代後半から30代前半に好発しますが、どの年齢でも発症します。
男女比は1:1で、性別による差は見られません。

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写真は35歳女性で典型的な潰瘍性大腸炎患者さんの内視鏡写真です。
粘膜全体がただれて凸凹になっていて、ところどころ深く掘れた潰瘍になっているのがわかります。

潰瘍性大腸炎の原因は完全には分かっておらず、今のところ完治できる治療法はありません。しかし、新しい薬も次々に開発され、寛解(症状が落ち着いている状態)でコントロールできることも多くなりました。そのためにも、症状の軽い初期の段階で発見し、適切な治療を開始することが重要です。

時々、おしりから出血して
「自分はまだ若いから、大腸癌の心配はないだろう」
と思っていても、思わぬ落とし穴があるわけです。
一度は、大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。

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