Dr.OKの消痔堂日誌

アクセスカウンタ

zoom RSS 特選!Dr.OKのまじめなおしりのはなし3

<<   作成日時 : 2012/07/07 05:20   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 25 / トラックバック 0 / コメント 2

待たせたのーぉ。
前回、予告したように今回はいよいよ痔核の治療についてのおはなし。
またまた、刺激的な写真が見られるとワクワクしている、M傾向のある 病気を学ぶことに熱心な諸君、お待たせしました。

『例によって、君もしくは周りでこのPCを眺めている君の友人が、気分が悪くなり、あるいは今日のご飯がまずくなろうと、当局は一切関知しないからそのつもりで。なお、このページは自動的にはすクロールしないので、各自、自己責任においてすクロースして刺激的な画像を観るように。成功を祈る!』


























というわけで、ここに今日の主題とも考えられる一連の写真からお見せしたい。
前回姿を見せかなかった、痔核界の『King of Kings』、血栓性外痔核の親玉ともいえる、『かんとん痔核君』に登場していただくとしよう。

まず一枚目
画像


昨日まで、何のことはない普通のおしりだった人でも、ある朝突然肛門が腫れあがって、このような『どうにもとまらない』(←音量注意)おしりに変化して朝を迎えることがある。
「急に大きな腫物ができてるーーーー。ひょっとして癌じゃないっ〜〜〜」
恥を忍んで、腫れたおしりを見せた、親兄弟、配偶者、恋人その他もろもろが叫ぶ。ここでDr.OKからのアドバイスを一言!
『噂を信じちゃいけないよ、アンタの心はうぶなのさ〜』

冗談はこのくらいにして、これは、痔が腫れあがった直後の、かんとん痔核の写真である。
腫れているところの右下部分は、赤くはれ上がっている内痔核の粘膜。その周囲の部分が外痔核で、皮膚の下にできた血栓(血のかたまったもの)が、黒く透けて見えている。
かんとん痔核になった患者さんは、突然の激痛と腫れにショックを隠せない表情で肛門科外来を受診する。
「先生、早く何とかしてください。切るなり焼くなり好きにしてください」
と意を決して訴えるかもしれない。だがDr.OKは静かに話しかける
「まぁまぁ、ちょっと待ちなさい、手術するならいつでもできる。でもね、手術しなくても治るんだったら、その方がいいでしょ。どのみち、手術したら一週間は痛いのだから、それを我慢する気があるのなら、薬をつけて治療してみましょう」
と、特効薬の軟膏、痛み止め、痔の血流を改善する薬などを処方して、さらに説明する。

「人間の体には、自然治癒力というものが備わっているのだから、それを邪魔しないように治療するのが名医なんですよ。痛ければ2〜3日間安静にして、お風呂に入っておしりを温めましょう。深い捨てのカイロを使って、温めるのも効果的ですよ。」

と、単に『処方箋を書いておしまい』というよう治療を嫌うDr.OKは、いきおい説明が長くなり、
「Dr.OKの外来は、無駄話が多くて時間がかかる、もぉ!」
なんて、誤解を生じることもある。


とりあえず、薬の治療で様子を見ることに納得した患者さんが4日目に受診したときの写真がこれ
画像


「先生〜、腫れとるけど、痛にゃーでかんわ〜」
患者さんが名古屋出身だと、こう言ったかもしれない。
ここで『かんわ(いかんわ)』は、『いけない』という否定の意味ではなく、単なる『強調の助詞』で、標準語訳をすると
「先生〜、晴れているけれど、全く痛くありません」
である。

まだ見栄えは悪く、粘膜も露出しているので、肛門周囲が粘液で汚れるが、パンパンに張れていた急性期はすでに過ぎ、痛みは感じなくなっている。

「さらに番組は続きます。」
が口癖だったのが、月の家 圓鏡(つきのや えんきょう)。
Dr.OKの場合、
「さらに薬の治療は続きます。」

画像


最初の日から、11日目がこの写真。
腫れはますます小さくなってよく見ると皮膚にしわができている。また、皮膚の下の血栓と思われる黒い部分も、吸収されてなくなりかけています。
この時期になれば、おしりに指を突っ込まれようと、肛門鏡を突っ込まれて広げられようとも、患者さんは快感(,_’☆\ バキ
もとい、患者さんは痛みを全く感じません。
さらに、さらに薬の治療を続けていくと
画像


最初の日から18日目がこの写真。
ピンク色の粘膜の部分も、かなり小さくなって、患者さんは
「先生〜、お酒飲んでいいかなも」
と、余裕をぶっこいて尋ねる。
「まぁ、痛くないならいいですけどー」
「先生、いたくないから、鎮痛剤はもういいです。」
「わかりました。軟膏だけ2週間処方しましょう」
と言って、薬を出したっきり、患者さんは来なくなった。
おそらく、腫れも完全に引いて、元の肛門に戻ったのであろう。
「あ〜ぁ、またやってしまった。初日に入院させて手術したほうが病院に貢献できたかも・・・」
と内心思うが、患者さんの幸せに貢献できる方が気分が良い。

このように、かんとん痔核をすぐに手術するか、薬で腫れをひかせて治すか、賛否両論ある症例だが、それはそれ、患者さんと主治医の主義主張人生観の問題であるから、どれが正解かはここでは言わない。
ただ、私が尊敬する師匠、故隅越幸男先生(元社会保険中央病院副院長、大腸肛門病センター初代センター長)の教え
「痔の場合、手術しようかしないか迷ったら、しないほうが正解」
をかたくなに守っているのである。
ここに、痔疾患と言う良性疾患(放置していても、死に至るようなことにはならない病気)を取り扱う場合の、考え方の基本がある。

仮に、排便のたびに痔が脱肛(かんとん痔核は含まれない。腫れていなくても内痔核が脱出)して困る患者さんがいるとする。
脱肛を直そうと思ったら、手術しかありません。ただ、
「脱肛してきても生活に困らないし、気にしない。便をした後に手でひっこめれば、生活に何の支障もありません」
と言う患者さんには、手術の適応はない。

すなわち、肛門は排便と言う機能に強くかかわりのある臓器だから、できる限りメスを入れないというのが、大原則なのである。
この大原則をしっかり守っていれば『間違いない』と、旬を過ぎたギャグを最後に、今回のお話はおしまい。

さらに、ブログは続きま・(,_’☆\ バキ(←クドイ!!)
にほんブログ村 病気ブログ 痔(ぢ)へ
にほんブログ村

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 25
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
見てビックリで、死んでしまうと思っていたところです。とっても参考になりました。ありがとうございました
黒霧
2013/01/28 06:41
黒霧さん
判らないことがあったら、ご質問ください。
Dr.OK
2013/01/28 17:47

コメントする help

ニックネーム
本 文
特選!Dr.OKのまじめなおしりのはなし3 Dr.OKの消痔堂日誌/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる