どえんちゅよっ!!

子供を育てていると、それまで経験したことの無い、いろいろな楽しい経験をさせてもらうこともある。
幼児語というのもその一つで、小さなわが子が、一生懸命片言でしゃべるのは、親としては目を細めたくなるヨロコビを覚えるものだ。

Dr.OKの長男は、とにかく早くからよくしゃべった。
はっきり発音できないものは、適当に略すわけだが、それが面白くて、ついついその幼児語を息子が大人になっても、夫婦の間で使っていることに気づく。
たとえば、私が妻のことを「みきちゃん」(←嗚呼!なつかしはずかし。こんなふうに同居人の人を呼んでいた時代もあったのだ)と呼ぶのを聞いていた息子は「いーしゃん」と呼び出し、今でも名前で呼ぶ必要があるときは、この「いーしゃん」を使われてもらっている。
そのほかにもガソリンスタンドを「ガッタンド」、ごちそうさまを「ゴーマ」など、香取慎吾さんの「おはー」を先取りしている秀逸な省略語であった。

そんな息子が、私の勤めている病院の小児科にかかることがあった。知り合いの同僚の皆様からは、「奥田先生の縮小コピーが来た」と、すぐに有名になってしまった。

小児科の待合室にあるベンチで待っている間、じっとできない息子が、ベンチの背もたれによじ登ろうとしていたのを妻が
「そんなことをしていると、どーん と床に落ちて、えーん と泣くことになるから、やめましょうね」
とさとしたら、すぐに納得したのか、おとなしくベンチに座っていた。

しばらくして、同じことを『御同輩』が始めようとして、ベンチの背もたれによじ登るのを見るや否や
「どえんちゅよっ!!」
と大きな声で、注意した。言われた『御同輩』は、何のことかさっぱりわからず、意味不明ワケワカメ状態できょとんとしていたことは、その後の語り草となって、今に至っている。

そんな息子も、人生の大きな試練を迎え、孤軍奮闘の毎日らしい。
頑張れ息子よ!DNAの伝達者よ!!

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