メロディー、歌詞、姿かたち、文章(NHKの朝ドラ、カーネーションの公式ホームページに、彼女のぶっ飛んだ文章が掲載されていたが、現在はどこにあるのか見つからない)などなど、エキセントリックな『キャラ』も興味の対象だが、ボーカリストとしての才能を評価したい。
音程とリズムすら、きちんと歌えない歌手が多い中、彼女のボーカルは、その表現力が優れていると思う。
かわいらしい声、ドスの効いた声、薬かなにかでイッちゃっている声、真摯な女性の声など、さまざまな声を使い分ける彼女は、やはり天才だと思う。
一つの声で、正確な音程とリズムをとって歌うことは、だれが歌っても同じように歌える。
結構、素人がカラオケで上手に歌ったりする。それは、カラオケ大賞ではあるけど、プロの歌手としては物足りない。
初めて『ここでキスして』(音が出るので注意)を聞いた時には、そのぶっ飛んだパワーに圧倒され、今までに類を見ない表現力のすごさに、瞬時にファンになった。
アルバムを聴いてみると、ぶっ飛んでいるだけではなく、繊細な声で女性らしい感情を歌い上げているものまで、その多彩さに気が付いた。『同じ夜』(音が出るので注意)が同じアルバムで『ここでキスして』の次に収録してあることも、絶品であった。
始めのうちは、聞きなれるまで「なんだかな~」という感じだが、慣れるにつれてはまってくる。ちょうど、パクチーの味のようなものか?(←ちょっち違うか??)
カーネーションの主題歌(音が出るので注意)では、一曲の中でさまざまな顔を見せ、改めてファンになった。
ここ数年、遠ざかっていたが、また聞きたいと思う。
あっ、ぶっ飛び大賞としては、プリンスも大好きだったんだぁ。
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