
それ以来、
「ロックを聴かなくちゃ青春ぢゃない」
という盲信に取りつかれ、友人に借りたLPを父親のオープンリールのステレオデッキに録音しまくった。
その、初めてロック魂を感じた『孤独の叫び』は今でも古典的ロックとして評価している。
初めからサビで始まることもなく(レッド・ツェッペリンの代表曲やAKB48の曲に多い)クラシックの交響曲のごとく、ゆっくり静かに(といっても、ロックだから・・)始まり、主題を繰り返す。途中で、ギターソロが延々と続き、さまざまなギターテクニック(といっても、今のギタリストと比べると、ごく初歩的なテクニックだが)を披露し、感極まってライブではハウリングを起こすのがお約束。『最大出力○○ワット』というのが、コンサートの売りだった時代である。
その後、ドラムとハモニカの共演。トリッキーなリズムを刻むこともなく、安定したテンポで安心感を与える。
最後は、30秒近くに及ぶ総出大音響のラスト。終わると思えど、まだ終わらず、さいごの一滴まで絞り出すような、ベートーヴェンの交響曲のラストいみたい。これをDr.OKの父親は『前立腺肥大のションベン』(失礼m(__)m)と評していた。
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