てんかんと交通事故

4月12日、京都の祇園で乗用車が歩行者を次々とはね、7人が死亡、9人がケガをするという交通事故があった。車を運転していた男性はてんかんの障害がひどく、自宅では車の運転を控えさせていたということである。

このニュースを聞いて、Dr.OK は
「ちょっと待てよ。てんかんと事故に直接関係があるのだろうか??」
と真っ先に感じた。

Dr.OKはてんかんの専門家ではないが、学生時代にな学んだてんかんの症状というのは、
食事中に急に意識をなくして箸を落としてしまう小さな発作から、崩れるように倒れて全身を大きく痙攣させ、白目をむいて泡を吹く様な大発作のものまで、いろいろな症状があった。

まれには、意識はなくならないが急に腹痛がおこり、いろいろ検査するも原因がわからず、脳波を計ったらてんかんの波形がでているという『内臓てんかん』なんていうのも、印象的に記憶している。

経験の浅い(というか、ほとんどない)研修医のころ、ランニング中に急に腹痛で倒れた屈強な自衛隊員を診察し
「すわ、内臓てんかんか?」
などと考えて、脳波検査の予約を組みそうになったら指導医師から
「あほか!」
と即却下された不名誉な思い出がもある。(-"-)

いずれにせよ、てんかん発作を起こした患者さんが長距離を運転し、次々人をはねることなんて不可能だと思う。嘘だと思ったら『てんかん』と検索すると、発作時の動画がいくつか見つかるから、一度見てもらいたいものだ。

しかしひとたびこのような事件があると、世の中には
「ほら言ったことじゃない。てんかんの患者に免許を与えるなんてもってのほかだ。」
と、短絡的に結び付けて、非難する人が必ず現れる。

差別というのは、真実を知ろうと努力しない愚かな姿勢から生まれるものである。
そのような人には、自分が誤解により差別される立場になったら、どんなに悲しいか考えてもらいたいものである。

今回の事故で、てんかんの患者さんに対する差別がひどくならないことを願って、楽しい動画を紹介したい。

【てんかん発作の歌】
http://ishqdeep.com/video/JSIeM1Z1LZ8

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