しゃべくり麻酔

大腸内視鏡を行うとき、緊張や痛みを和らげるために麻酔剤を使うことが行われている。
さらにできるだけ患者さんに話しかけてリラックスしてもらう事も大切である。
これを、『しゃべくり麻酔』と自称している。

「どうですか、下剤は効きましたか?」
「効きすぎて、もう大腸は空っぽです」
こんな返事が返ってくるようなときは、半分『勝った』も同然。
ホームグラウンドで試合をするようなものである。

中には、患者さんが緊張している事が歴然としていて、どうも検査室の空気が硬いこともある。
そんなときは、モニターに映し出されている大腸の映像を説明しながら冗談を飛ばす。

ある日、腸の中にまだ下剤がタップリ残っている患者さんがいた。
「土砂降りの山道を運転しているような状態ですよねー」
そういうときに限って、患者さんは十分排便できていない事を自分のせいのように恐縮して、ますます空気が硬くなる。
あわてたDr.OK、
「いやぁ、山道と違って対向車が飛び出してくることはないから」
笑いをこらえていた看護師さんが、思わず吹き出して一気に雰囲気が和らいだ。
無事検査ができたのは言うまでもない。

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この記事へのコメント

  • 私は以前、霰粒腫の手術を受けました。
    その時、手術室の BGM が千昌夫のモノマネをするコロッケの「北国の春」
    おかしくて、笑いをこらえるのに必死でした。
    だって、ナースやドクターはそんな中、真顔で手術しているんですもの。。。私だけ笑う雰囲気ではとてもありませんでした。
    別の意味でとてもつらい手術でした。。。(^_^;)
    2007年10月30日 00:24
  • Dr.OK

    なかなかユーモアのある先生ですね。
    笑うと体が微妙に動くので、細かい操作をしているときは大変でしょうね。
    2007年10月30日 09:33

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