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候補地を選ぶにあたって、もう一つ心に引っかかる問題があった。 社会保険中央総合病院からDr.OKについてきてくれた人たちだ。 痔の手術の場合、一ヶ月あまりで傷が治り 「傷は完治しました。定期通院の必要はありませんね」 「ありがとうございました。こんなに楽に治るなら、もっと早く手術していればよかったですね」 のようなやり取りがあり、二度とお目にかかることがない。←事を願う(^_^;) しかしDr.OKの場合、大腸癌の手術や大腸内視鏡もやっていたので、術後の患者さんのフォローや、他の医師ではうまく内視鏡が入らなくて 「今回も、オクダ先生にお願いします。」 と指名で検査申し込みをしている患者さんもいる。 ある内科の患者さん。 かなりのご高齢で、高血圧で通院していた。 半年くらい前から、お腹が張って食欲がなく、入院を繰り返して点滴治療を受けていた。 一度、大腸内視鏡検査を受けたが、どうしても奥まで挿入する事ができず、お腹が張る原因がつかめないままであった。 あるとき腸閉塞をおこして再入院。 今度はどんな内科的治療をしても軽快せず、内科の先生から 「オクダ先生、一度診てくれませんか」 と、依頼があった。 病室へ出向くと、鼻からチューブを入れられ枯れ木のような細い腕で静かに横たわっている老婦人がいた。 原因を究明して治療を行うには、どうしても大腸内視鏡検査が必要である事を順を追って説明した。 「あんなつらい検査、二度としたくありません」 上品なまなざしで老婦人はきっぱりと言う。 「苦しかったら途中でやめましょう。一回だけチャンスを下さい。」 決して痛みを我慢させないという条件で大腸内視鏡検査を行う事になった。 大腸内視鏡検査を行う場合、麻酔を使うのが普通だ。 ほろ酔い加減になるものから、完全に意識がなくなって患者さんは検査をしたことも覚えていない状態になるものまで、様々な薬の選択がある。 麻酔を強く使えば患者さんは楽だが、呼吸が止まるなどの副作用による危険性も高まるため、今回のように状態の悪い患者さんにはあまり強く麻酔をかけるわけには行かない。 幸い、Dr.OKは出張先の検診センターで無麻酔で内視鏡を行う技術を得ていたのが役に立った。 頼るところは得意の『しゃべくり麻酔』である。 腸の内部が写っているモニターを患者さんに見せながら、注目する点や冗談を交えながら、ひっきりなしにしゃべる。 東京ディズニーランドのアトラクション『ジャングルクルーズ』のスキッパー になった気分である。 そうはいうものの、検査当日は担当の看護師さんと付ききりで体位を変えたりお腹を押さえたり、さんざん苦労してようやく上行結腸が見えると同時に、大腸癌による閉塞部位が確認できた。 そのまま主治医となって、数日後大腸癌の手術を執刀。 全身状態が悪いので、手術の夜は病院に泊り込んだ。 その後も状態が安定するまで苦労したが、何とか無事に退院する事ができた。 「三途の川を渡ろうとしている患者さんの首根っこつかんで、斜め泳ぎで戻ってきたみたい」 外科医仲間で耳にする冗談そのものの経験をした。 そんな苦労を分かち合った患者さんたちとは、いつしか『戦友』のような気分になるものである。(戦争に行ったことはないけど) 患者さんも「一生オクダ先生の世話になろう」と思って、社会保険中央総合病院からついて来てくれているのだろう。 そんな患者さんに、「もう一回、〇〇へ移ります」とは言い難い。 近くなるならまだしも、遠くなってしまっては80歳に届かんとする患者さんにとっては、事実上『切り捨てられた』という印象だろう。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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Okについていきたいです |
ニッシー 2007/06/06 00:11 |
私も死ぬまでOKについていきます |
患者A 2007/06/06 01:11 |
先生に手術予約をしていた。病院より連絡あったが、やっぱり先生にお願いしたい。早く! |
予約者H 2007/06/11 18:24 |
皆様にご迷惑をおかけしております。 |
Dr.OK 2007/06/11 18:30 |
社会保険病院では痔でお世話になり、アイビーでは内視鏡でお世話になり・・・先生にどっぷり浸かってしまった私にはもう・・・これからもお願いします。 |
腸ってやつは 2007/06/14 15:10 |
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