痔の軟膏の正しいつけ方

主婦A) 「実はね・・・」
主婦B) 「えー、痔!?」

主婦A) 「でも、いいの見つけたのよぉ」
主婦A) 「こうしたら外の痔に塗れて」
主婦A) 「中の痔にはチューっと注入ね」
主婦B) 「頭いいねぇ、コレ」

とある痔の軟膏のCM。
CMの効果がどのくらいあるのかわからないが、意外と多いのが肛門の周りに塗っている患者さんが多い事。
肛門の中に注入するのが難しいのだろうか。
指先の感覚が鈍くなっているお年寄りは、特に抵抗があるのかもしれない。

このCMで言われている「外の痔」というのは外痔核の事。
急に腫れて痛む血栓性外痔核やかんとん痔核の場合は、外の腫れている部分に塗れば効果がある。

画像出血が見られる場合は内痔核か裂肛が多い。
内痔核であれば、先端の筒の部分を肛門に挿入して軟膏を搾り出せば、内痔核に広がる長さに設計してある。
恩師 故隅越幸男先生が、軟膏チューブの規格を決めるときに相談にのったそうだ。

裂肛の場合は少しコツがいる。
裂肛の傷は、肛門に入って1cmくらいの、肛門が締まっている部分にできているので、筒を完全に差し込んでしまっては傷より奥に注入することになる。
締まっている部分だから、奥に注入された軟膏が傷につく可能性は低い。

「肛門の外にあてがって軟膏を注入するか、筒の部分を差し込んでから抜きながら注入するようにしてください」
いつも説明するのだが、自身のなさそうな患者さんも見受けられる。
簡単に浅く注入できる容器が開発されないだろうか。
posted by Dr.OKの消痔堂日誌 at 11:01気持玉(22) Comment(3)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

  • つん

    このCMを見ると簡単そうに感じますよね。慣れるまで結構、難しいと思うんだけどなぁ~。
    2006年08月02日 13:31
  • Dr.OK

    自分で肛門にものを入れることって、意外と難しいでしょうね。以前、軟膏の容器ごと入れてしまって、出なくなった人を治療した事があります。指の細い女医さんが取り出してくれました。
    2006年08月03日 12:03
  • つん

    容器ごと入れるって凄いですね。座薬を座って飲むと言う人なみにビックリ(*o*)
    2006年08月03日 21:35

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