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最近、長引く不景気のせいか、世の中の合理化が進んでいるせいか、以前のように「1週間から10日くらい入院して、手術しましょう」というと、「そんなに仕事を休めません」とおっしゃる患者さんが圧倒的に多くなっているような気がする。 そこで、もてはやされるのが日帰り手術で、Dr.OKも積極的にやっているが、長所ばかりではない。 まず、日帰り手術の最大の長所は、経済的なことであろう。 仕事を長期に休むことなく、入院費用も必要ない。 アメリカでは医療費がべらぼうに高いので、日本では当然入院しているような術後の患者さんが、病院の近くのホテルに泊まって通院しているという話を聞いた事がある。 一方、入院手術の長所は、安全と快適さであろう。 入院手術であれば設備の整った手術室で術中の管理ができ、術後も24時間体制で医師や看護師の監視下に置けるので、何か事が起こったとき対応が迅速にできる。 また、日帰り手術と違って充分に安静が保たれるので、術後の痛みや腫れは最小限に抑えられる。 以前、社会保険中央総合病院で外来診察をしていた時、他の病院で日帰り手術を受けた患者さんがやってきた。 「日帰りの簡単な手術なのに、痛くて。手術の失敗ではないでしょうか」 といきまいている。 痛いおしりを、そーっとのぞいてみたが、何の問題も無い。 患者さんは、「日帰りなら痛くない手術が行われる」と勘違いしていたらしく、手術翌日から通常と同じように仕事をしていたそうだ。 問題は、手術の方法ではなく、患者さんと充分にコミュニケーションが取れていなかったことにあると痛感した。 Dr.OKの環境は、恵まれている。 アイビークリニックの本院である寺田病院へ紹介すれば、入院手術をすることもできる。 患者さんに充分に理解していただいたうえで、長所短所を天秤にかけ、手術方針を決定するのが理想だと思う。 |
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