Dr.OKの消痔堂日誌

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help リーダーに追加 RSS 血栓性外痔核を切ってみた

<<   作成日時 : 2006/07/22 21:00   >>

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痔核が急に腫れて痛む病気、血栓性外痔核。
外痔静脈叢という、肛門周囲の血管が集まった部分で血液が固まって血栓(血豆)を作る病気だ。

痛みが強ければ鎮痛剤を服用し、痔の軟膏で治療すれば、数週間で血栓が吸収されてなくなってしまう病気なので、今まで積極的に血栓を取り出す手術は行っていなかった。
一般的には、健康保険の手術項目にも「血栓摘出術」が認められているくらいだから、手術を勧める医師も多いと思う。

ある日、パチンコの玉くらいの血栓を作って外来を受診した患者さんがいた。
いつものように、
「これは自然に血栓が吸収されて治る病気ですから」
と説明し、鎮痛剤と軟膏を一週間処方した。

一週間が過ぎて、患者さんが再診にやってきた。
普通なら
「ずいぶん楽になりましたよ」
という言葉が聞けるのだが、この患者さんの場合表情が暗い。
事情を聞いたら、
「痛みはかなり良くなったんですが、肛門の塊(血栓)が気になって、仕事に集中できない」
とのこと。
「このままでは、仕事になりません、早急に何とかしてください」
という事で、局所麻酔で血栓を取り出すことになった。

手術といっても、簡単な事だ。
腫れている部分に局所麻酔剤を注射して、腫れの中心に紡錐形の切開を加え穴を開けるだけ。
あっという間に、ゼリー状の血栓が取り出され、腫れはしぼんだ風船のように小さくなってしまった。

治療法方も患者さんの個性が出るものだと、あらためて痛感した一例であった。

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