Dr.OKの消痔堂日誌

アクセスカウンタ

zoom RSS 開業若葉マーク

<<   作成日時 : 2006/05/11 06:07   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

同業の開業医Q先生と食事をした。
既に10年ほど前に開業されて、順調に病院を経営されている。
開業若葉マークのDr.OKのことを心配されて、開業前から「落ち着いたら、一度食事でもしましょう」と誘ってくださっていた。

まだ、開業して一週間。
右も左もわからないというのがぴったり。
自分のスタンスで問題ないのか全く自信のないDr.OKにとっては、ありがたい機会だった。

開業となると、病院の経営という事が大きな問題になる。
自分の生活に関わるだけでなく、雇っている従業員の生活まで責任があるわけだから、潰すわけにはいかない。
かといって、『金儲け』に走ってしまうことも問題だ。
専門家の医者が『シロウト』の患者さんから、必要以上の金をむしりとる事なんて、赤子の手をひねるよりたやすい事だ。
その辺のバランスをどのように取るのが正解なのか、お話をうかがった。

「痔瘻の手術を予定すると、まれに手術のときに痔瘻がわからなくなっている事があるでしょ」
とQ先生。
確かに、肛門周囲膿瘍を切開排膿した直後に手術を決めてしまうと、数週間後には痔瘻にならずに治ってしまっている事がまれにある。
「そういう時は手術室で患者さんに『ごめんなさい』と素直に謝り、手術は中止。もちろん、治療費はもらいません。」

なかなかできることではない。

「だって、そこで適当な手術をしても再発する可能性が高いし、そうなると無駄な手術で大切な括約筋を切る事になるものね」
Dr.OKも同感である。

ずいぶん昔、他の先生からこういう事例についての話を聞いた事がある。
「切開排膿すると、患者さんは楽になるから、再診に来てくれない。だから、切開排膿したときに手術日を決めないといけないんです」
考えようによっては『これにも一理ある』と思われるかもしれない。
しかし、ここで患者さんに充分説明をして再診の必要性を理解させる努力をどのくらいするかは、医者の良心にかかっているのではないだろうか。

その後お酒の勢いもついて、二人とも理想を語る。
「やっぱり患者さんの利益を第一に考え、お金儲けすることで魂を売っちゃいけないよね」
「そうそう。どんなにお金を儲けたってあの世まで持っていけるわけでなし。」
「死んだ時、患者さんからむしりとったお金で、金の棺桶に入ってもしょうがないでしょ」
「仕事に対するプライドを捨てたらオシマイだよね」

『おまえら、何をヌルイこと言ってるんだよ』と思う人もいるだろうなぁ・・・

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
開業若葉マーク Dr.OKの消痔堂日誌/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる