『我が意を得たり』と思わずひざをたたいたら、故狐狸庵先生みたい(^_^;)
Dr.OKが始めて大腸内視鏡を手にした15年以上昔の事。
毎日内視鏡室に行く事が苦痛だった。
その頃の内視鏡室には、先輩の先生が数人つめていて、一日5~6人程度の患者さんを余裕を持って検査していた。
Dr.OKは先に行ってカルテを調べる。
以前にも内視鏡検査をやっていて、内視鏡挿入が簡単そうな患者さんを選んで先輩登場を待っている。
先輩が登場したら、
「先に5分だけお願いします」
と了解を得て、検査を始める。
タイマーをセットして始めているが、時間を見る余裕はない。
頃合を見計らって、先輩が肩をたたく。
「ハイ、交代!」
直腸と言っても真っ直ぐではない。
内視鏡の先端が、縦横のレバーでどのくらい動いているかの感覚がつかめていないので、直腸をスムースに通過する事ができない。
直腸鏡という、金属製の筒を使っての検査なら1分で到達するところが、5分たっても到達できない。
「僕の内視鏡は、直腸鏡以下です」
ちょっと自虐的な冗談を飛ばす。
そんな過去のつらい経験も、今では笑い話。
一時間4人のペース検査が組まれていても大丈夫。
何事も、忍耐と継続あるのみです。
それにしても、球が飛ばない・・・
この記事へのコメント