Dr.OKの消痔堂日誌

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help リーダーに追加 RSS Dr.OK開業物語 7

<<   作成日時 : 2006/01/08 08:25   >>

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手術を終えた岩田先生が術後回診をしている間、病院の待合室で待っていた。
四ポチの1人である、吉本先生が口火を切った。
ンセーはどちらからいらっしゃいました」
山口県の漁師の息子である吉本先生は、『セ』の音を強く発音するのが特徴だ。
「名古屋空港の近くの、小牧市民病院から来ました」
「目的は、オッフェン(開業)ですか?」
お殿様と呼ばれている内田先生が続ける。
「痔の手術がわからなくて・・・・」
「そうでしょう。大学では教えないですからね」

「先生方は、ご卒業してから何年も経っているのに、研修医というのはつらくないですか」
今度は、Dr.OKが聞き返した。
「まぁ、修行のようなものですから。『忍』の一文字です」
お殿様は、言う事も古風だ。
「私は夏休みを利用して見学に来ているのですが、先生たちは夏休みはあるのですか」
皆、お互いの顔を見合わせて、ニヤニヤした様子で無言。
「僕なんか、先週の日曜日に夏休みをいただいて、湘南で泳いできました」
と答えてくれたのは、一番若そうな遠山先生。
静かに微笑んでいる小川先生に聞くところによると、休日には岩田先生がおおむね回診に来るので、研修医は休むわけには行かないとのこと。
まぁ、小牧市民病院でも同じような生活をしていたから、特にマイナス要因とは思わなかった。

「じゃ、いくか」
唐突に岩田先生があらわれた。
「かばん、お持ちします。」
すかさず、大きなビトンのアタッシュを受け取ったのは吉本先生。
かばん持ちという役割を、自分の目で見たのは生まれて初めてだった。

六本木の病院から西麻布にかけて、ゆるい下り坂をぶらぶら歩きながら岩田先生とお話しする。
「どうだ、こういう生活もいいだろう。」
「ハイ、小牧では明るいうちに病院を出たことはありません」
夏の日差しと蝉の声が聞こえる。
卒業以来、季節を感じる暇もなく外科修行にいそしんできた身の上には、この上もない贅沢に思われた。
「俺たちは専門家だからね」
確かに、よその病院で手術を任されて、「後はよろしく」と言って助手を引き連れて帰っていくような仕事は、大学だったら教授クラスの仕事だと思う。
どこか、あこがれの「ブラックジャック」のような雰囲気が漂うが、ニヒルなブラックジャックとひきかえ岩田先生はあくまでも明るい。

★Dr.OK開業物語はフィクションです。初めてお読みになる方は、こちらをご一読ください

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
所用で立教大学池袋キャンパスへいってきました。入ってすぐ目に入ったのが「レストラン アイビー」でしたアイビーはいろいろな所で使われているのですね。(タイトルと関係ないコメントですみません)
アグネス
2006/01/08 20:05
おそらく、アイビーリーグにあやかってつけられたのでしょうね。
ちなみに、青学にはアイビーホール青学会館というものがあります。
Dr.OK
2006/01/08 21:57

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