携帯メール文化

「おはよー、何してる?」
「起きたばっかり」
「今日ヒマ?」
「朝から仕事(^_^;)」
携帯電話で電子メールのやり取りができるようになってから、電話すれば一瞬のような会話も、携帯メールのやり取りで行う習慣が定着したようだ。

ところが困ったことに、この短いやり取りのノリをメール相談に持ち込む御仁がたまにいる。
「おしりから血が出たけど、痔でしょうか」

---そんなこと言ったって、こんなわずかな情報でわかるわけないだろ。第一、痔とひとことで言ったって、痔というのは肛門のいろいろな病気の総称だし・・・

と思いながらも
「肛門からの出血の場合、一番多いのは内痔核からの出血ですが、診察してみないとそのほかの病気は否定できません。詳しくは、ホームページで解説してあるので参考にしてください。適切な治療のためには肛門科受診をお勧めします」
と、簡素ながらも隙のない回答を考えて送信する。

しばらくして
「おしりが熱いような気もするんですけど、関係ないですか?」

---うーん、おしりが熱いといっても、痔の病気の典型的な症状ではないからなぁ。第一、診察もしないでメールだけで病気を診断するなんて不可能だ・・・

と思いながらも
「肛門に炎症を起こしている場合、熱感を感じる可能性もあります。ただ、多くの場合は痛みを伴います」
と、想定できる病気について回答する。

しばらくして
「痛みはないのですが、湿ったような感じもあります」

おいおい、確かに無料で24時間以内にで回答する「おしりの悩み相談室」だけど、いつもパソコンの前に座って待機しているわけじゃないぞ。
メールで送れば、相手の都合を考えなくても気軽に意思が伝えられるのは便利だが、相手の都合を思いやる能力が乏しくなっているのだろうか。

この記事へのコメント

アグネス
2006年01月17日 09:09
風邪はいかがですか?メールと限らずこういう方多いです。真夜中の電話とか「受診してみてください」というと「診療拒否ですか?」と。これ診療じゃない。かと思えば真夜中、明け方、突然病院の前に立ってる人も。「痛いんだからしょうがないだろ」???数年前テレビで「ナイトホスピタル」というのやってましたが、本当にこんな病院できるといいのではと思っているのは私だけ?
2006年01月18日 07:25
風邪は、昨日一日お休みにしたので、確実に回復に向かっています。
今日は、手術日。気合入れていくぞー。

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