ネコ好き 第1話

画像子供の頃から、動物が好きだったけど、大人になるまでネコには興味がなかった。
友達の家で飼っているネコに声をかけても
「わしゃ、関係ないけんね~」
という態度で無視され、捕まえようものなら遠慮なく爪を立てて逃げようとするのが、いとにくし。

高校生の頃、友人のホンダ君が、両腕を縦断するような傷を作って学校に来た。
「いったい、その傷どうしたの」
「いやぁ、親父とネコ・キャッチボールしてねー」

ボールの代わりに、飼い猫をキャッチボールして受け損なったとの説明。
「ネコって、面白いぞー」
文学青年で、難解な小説をいくつも読破していたホンダ君は、
「人生を深く考えるなら、犬よりネコ」
のネコ一筋人生を歩んでいた。

折りも折り、妹が子猫を拾ってきた。
尻尾の長いシマネコ。
迷わず『トム』と命名して、かわいい鈴つきの赤い首輪をして飼い始めた。

「トーム、トム、トム、トム」
夕闇の中、チリンという鈴の音を外に聞くと、妹が勝手口のドアを開けて呼んだ。
隣のおばあさんは、『タマ』だと信じて疑わなかった。

つづく

写真は「だから東京が好き!」からお借りしています。

この記事へのコメント

nishinishi
2005年12月03日 01:40
OKまた面白そうな日記ですな~。
この先が気になります。

私事ですが、先日大久保から阿佐ヶ谷に引っ越しまして、
これを機にペットを飼おうか家族会議を開いてます。
飼うならミニチュアダックスの短毛がほすい~
でも今までペット飼ったことないから、
ちょっとビビリ入ってますorz
つう
2005年12月18日 08:15
猫って複数の飼い主を持つっていいますよね。隣のおばさんにの前ではタマを演じてたんでしょうね。
2005年12月18日 10:43
>nishinishi様
お返事遅くなりましたm(_ _)m
コメントが入ると、私のところにメールでコメント通知が来る仕組みになっているのですが、なぜかnishinishi様の場合、通知が届いていなくて・・・
実は、私はイヌ好きでもありまして、学生の頃にはイングリッシュセッターを飼っていました。
何も教えなくても、鳥を見ると漫画の猟犬のようにピンと静止して動かなくなるのは、遺伝子の力なのでしょうね。
>つう様
どうも、隣のおばあさんは耳が遠くて、トムとタマの区別がついていなかったようです(^^ゞ
delly-love
2006年07月22日 15:28
先生、はじめまして。
おしりの悩みから見ていたのですが、猫好きに反応してしまいました。
私は、16年間アメリカンショート・ヘアを飼っていたのですが、つい最近お別れがきました(TT)
やっぱり、動物は癒しですねー。
寝る時に、横になっているニャン子のお腹と足の間にに片腕をもぐりこませてやわらかい毛を触りながらよく寝かせてもらっていました。群馬に来てからおかげで寂しい思いをしなかったです。
先生がとてもニャン子のしぐさを見ているんだア!!
と思いました。
びんに入る猫には驚かされました。今日主人に見せます。
うちニャンコはドアを飛び跳ねて開けることできるぐらいでしたよ。。
2006年07月22日 21:06
動物で癒される事は多いですけど、猫はまた一味違った癒され方ですね。いつも自分中心のような振りをしていながら、ポイントを抑えるような心憎い配慮を人間にしてくれるというのは、単なる感情移入意以上のものがあると信じたいです。

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