ネコ好き:美味し鳴き

雨の日に妹が拾ってきた、生後間もない子猫。
濡れた小さな体が余計に貧弱に見える。
「にゃ~」と鳴くのにも疲れたのか、「ぎ~、ぎ~」という声をだして、哀れさを訴える。

インスタントコーヒーの広口びんのキャップに、ミルクを注いで与えてみる。
ぴちゃぴちゃと、文字通り借りてきた猫のように遠慮気味にミルクをなめる。
指先を出すと「じゃりっ」という感覚。
ネコの下は、やすりの様にじゃりじゃりであることに初めて気づく。

毛も乾いて満腹になったのか、そのままスヤスヤと寝てしまった。
そっとなでてみると、「トトトトト・・・」と、まるで蛇口から水滴がたれているような音を出す。
ネコが嬉しいときに「ゴロゴロ」と喉を鳴らすというが、この子猫は「トトトトト」なのであった。

そんな控えめな生活も、いつの事やら。
一ヶ月を過ぎる頃には、鰹節まぶしご飯をバフバフ食べるようになった。
食べている最中に、背中をなでてみると
「うにゃうにゃうにゃ」と、いかにも美味しさに感激しているような声で答えるのが可愛い。

その事を、ネコ好きな友人に話すと、
「そりゃ、餌をとられまいとする警告鳴きだよ。気の荒いネコなら『フーッ!』といって、噛みつかれるぜ」
いやはや。
人間の思い込みや感情移入が通用しないこともあるんですね。

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この記事へのコメント

  • うに

    美味し鳴きとは上手いネーミングですね!
    動画の子猫が可愛い過ぎですぅ(*^_^*)
    2005年12月16日 00:36
  • Dr.OK

    犬の場合、食事中に触ると「ウ~ッ」と威嚇鳴きして噛付かれそうですから、その点、子猫ならそれほど怖くないですよね。
    2005年12月16日 05:06
  • つう

    私が子供のとき飼ってた猫も、美味しいものを食べる時うにゃうにゃ言ってました。喜んでいるのだと解釈して飼い主も幸せな気分を味わってました。猫ほど人間の感情移入を許す存在はないって野坂昭如も言ってます。
    2005年12月18日 08:06
  • Dr.OK

    ネコとしては、本能のままに生きているだけかもしれませんが、感情移入し放題の飼い方がハッピーなのでしょうね。
    野坂昭如さんらしいコメントだと思いました。
    2005年12月18日 10:37

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