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若い男性の患者さんが来た。 話によると、一週間前に痔が腫れて脱肛したとのこと。 痛みのピークはすでに過ぎて、診察したところ腫れも殆どひいていた。 「これは、かんとん痔核だったんでしょうね。かんとん痔核というのは、痔の血管で血液が固まって急に腫れる病気ですから、薬で治療すれば徐々に腫れは引いて、大体は腫れる前の状態に戻りますよ」 といつもと同じように説明をした。 「腫れも痛みもかなり引いていますから、もうこれ以上薬を使う必要もないでしょう。では、おだいじに」 と早々と診察をおえ、隣で待機している次の患者さんに移ろうとした。 「えっ、手術しなくていいんですか」 狐につままれたような、きょとんとした表情の患者さん。 よくよく話を聞くと、腫れた翌日近くの病院へいって診察を受け、 「薬の治療で状態が落ち着いたら、手術をしなくちゃいけない」 と説明を受けたとのこと。 かんとん痔核というと、急に腫れて、痛みも強い。 それまで、時々出血したりして気になっていた痔が、「ついに来る日が来たか!」と思うくらい、つらい状態になる。 今まで、薬局で買ってきた座薬などで誤魔化し誤魔化しやっていた人も、「もうこれは、限界なのか」と思ってしまう。 そんなときに 「手術をしなくちゃダメ」という一言は、説得力があるのでしょうね。 こういうシチュエーションで手術を拒否した患者さんが、どこかで手に入れた薬を使って腫れがひいてしまうと 「医者が切らなくちゃ治らないと言った痔が、薬で治った」 という話ができ上がってしまうのでしょう。 体験談で薬の効果を云々するというのは、こういう誤解を上手く利用しているのではないかと・・・ (¬、¬) 疑ってしまう。 |
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病院に駆け込んだときには症状が少しおさまっていて、病因などを見逃されてしまったりすることもあれば(たとえば喘息とか発熱とかかしらん?)、かんとん痔核のような場合もある。いやはや病院に行く時期ってホント難しいですよね。 |
へぼ 2005/12/01 12:33 |
症状がはっきりしている時期のほうが、診断は容易ですよね。 |
Dr.OK 2005/12/01 15:48 |
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