Dr.OKの消痔堂日誌

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<<   作成日時 : 2005/11/28 05:31   >>

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「先生に会ってもらいたい人がいるんですよ」
あれは10年ほど前、毎年三回社会保険中央病院で行われる大腸肛門病懇談会の懇親パーティで、ビール瓶を肩手に近寄ってきた大久保先生からささやかれた。
大久保先生は、もと同じ釜の飯を食った仲。

「僕が奥田先生の立場なら、もっと社会保険中央総合病院に残りたいんすけど、すでに開業は決まった事なんで残念です」
と言い残して、その年の春に開業した。
それから半年がたった今では、経営もうまく軌道に乗っているようだ。
開業一ヶ月目に会ったときには
「霞を食って生きてますぅ」
なんてぼやいていたのが、笑い話。

大久保先生のいつも癖で、話し声はなんだか秘密めいた印象を受ける。
ただ、このときに限っては「これだけはどうしても話しておかなくちゃ帰れない」というような、硬いケツイがうかがわれた。
「いったい改まっちゃて、どうしたの」
「実は、うちの開業の時にいろいろ相談にのってもらった業者が、先生のホームページを見て是非会いたい言っているもので」
すでに、『 Dr.OKのまじめなおしりのはなし』を公開してから数年がたち、毎日相談メールが10通以上届く状態が続いている。
おしりに悩みのある人からのアクセスは多いのだろうが、このように業者の方に読まれているとは、新しい発見だ。

「椎名って言うんですけどね、僕の親父同士が同級生で懇意にしてるんですよ」
「開業のお手伝いって、どんな仕事を頼むの」
「いやぁ、今は保険の契約なんかについて相談しているんですけどね」
開業ともおなると時には数億円もの借金を抱えるわけだから、保険もしっかり入っておかないと、いざという時には目も当てられないという話だ。

「保険の勧誘だったら今までもいっぱい入っているし、あまり興味ないなぁ」
「いや、そういうわけでもないようなんですけどね。あいつも調子の良い奴だから、気に入らなかったら追い返してもいいですから、一度あってやってくれませんか」
そこまで言われれば、嫌とはいえないDr.OK
どんなお調子者がやってくるのか、はたまたニッセイのオジサンなのだろうか。
突然の面談申し込みが期待に膨らんでいった。

★Dr.OK開業物語はフィクションです。初めてお読みになる方は、こちらをご一読ください

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