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zoom RSS 痔瘻は手術しても再発するか?C

<<   作成日時 : 2005/11/18 04:38   >>

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通常の痔瘻は、直腸粘膜と肛門上皮のつなぎ目にある肛門腺という分泌腺に細菌が入り込む事によって化膿が起こる。
化膿が広がる方向によって様々なタイプの痔瘻が生じ、手術方法も異なってくる。
ところが、肛門腺以外の部分から感染が起こる珍しいタイプの痔瘻もあり、通常の手術では根治できない事がある。

このような痔瘻の代表的なものにクローン病がある。
クローン病というのは、口から肛門までの消化管に慢性的に炎症が起こり、潰瘍を作る病気である。
特に、小腸、大腸、肛門に病変を作る事が多い。

典型的なクローン病の場合、大腸や小腸の病変が進行して腹痛や発熱を伴っているが、初期の軽い場合は全く健康な生活を送っている患者さんも多い。
ごく普通の痔瘻を何の困難もなく手術したのに、傷が一向に治ってこない事がある。
そういう場合、小腸や大腸をくまなく検査すると、初期のクローン病が発見されることもある。

クローン病の痔瘻は、腸に炎症がおこりその部分が潰瘍となって細菌が進入しているため、痔瘻の手術を行っても腸の炎症が治まらないかぎり、傷が完治しないわけである。
慢性的に経過し、薬の治療や食餌療法などが必要な厄介な病気であるが、医学の進歩はめざましい物がある。
大変な病気と闘っている,多くのクローン病の患者さんの悩みと、クローン病由来の痔瘻が治せない肛門科医の悩みが、近い将来解決する事を願ってやまない。

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