Dr.OKの消痔堂日誌

アクセスカウンタ

zoom RSS 大流血戦

<<   作成日時 : 2005/10/17 07:46   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 3

画像
日本VSタイ・5対5マッチ、結果は5-0で日本の完敗
内容も、3KO負け、1判定負け、1レフェリーストップの壮絶な戦いでした。
数字から見れば完敗ですが、縫合を要した怪我は日本:3-タイ:2とこちらは大健闘。
医務室は縫合待ちの選手がごった返して、試合後も暑い熱気むんむん。

一番壮絶な試合だったのは、大将戦に出場した、山本元気選手。
それまで、日本の4連敗という結果に、「最終戦こそ」と会場からの期待も大きい。

試合開始早々から、積極的にパンチで攻める山本選手。
早くも1ラウンドからダウンを奪い、会場は割れんばかりの声援と怒涛の如く床を踏み鳴らす音で、異常なまでの盛り上がりを見せる。
2ラウンドでもダウンを奪い、「このままKO!悪くても判定勝ち」と誰もが期待した。

事件は2ラウンド終了ゴングが鳴った瞬間に起こった。
なんと、ゴングの音と共に放たれたムエタイ戦士の肘打ちが、山本選手の額を切り裂いたのだ。
赤コーナーに戻ってきた山本選手の額からは、噴水のように血が噴き出している。
普通だったら、そのままドクターストップでもおかしくない出血量だ。

「ストップにしたら恨みますよ」
とつぶやく山本選手の額を、祈る思いで圧迫止血。
その後、ワセリンを傷にすり込んで、何とか3ラウンドの開始までに止血が間に合う。

3ラウンド開始と同時に、肘打ちの嵐。
一旦は止血した傷から、激しく出血が始まった。
再度、ドクターチェックが入り、コーナーで圧迫止血。
臨戦中の体にはアドレナリンが出まくり、心拍出量は増加するのだが体の表面近くの血管は収縮して、出血しにくくなる。
また、大量の汗をかくことによって血液が濃縮状態になって固まりやすくなっているのだが、あれほどの出血が1分間の圧迫で何とか止血してしまったのは、山本選手の気合の力も大きいのか。

「今度出血したら、ストップだからね」
という言葉を振り切るように、再度突進していった山本選手に容赦のない肘打ち攻撃。
ついに、3R 1‘41 で、レフェリーの両腕がその頭上で高く振られた。

医務室に直行して、傷を見る。
額の傷は見事な×印。
同じところをピンポイントでヒットされていた。
ピンチを肘打ちで切り抜ける、ムエタイ戦士の技術の高さをまざまざと見せ付けられる傷である。

縫合されながら、
山本元気選手:「今度は、絶対に勝ってやる」
藤原あらし選手:「絶対、頑張りましょうね」
お互いに、さばさばした感じで次回の健闘を誓いあう。
負けてもめげない選手の素顔を見られる、リングドクターは幸せだと思う。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
2階の立ち見で写真を撮っていたので、元気選手の出血はあまりわからなかったです(^^;)
写真で見ると、結構凄いですね。
つん
2005/10/17 15:41
写真ありがとうございましたm(_ _)m
さっそく、使わせていただきました。
Dr.OK
2005/10/17 21:07
写真、使ってもらえて嬉しいです(^^)
つん
2005/10/18 01:33

コメントする help

ニックネーム
本 文
大流血戦 Dr.OKの消痔堂日誌/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる