「脱出する痔を押し込む時の痛みがひどく、毎日の排便がつらい。」
こういう訴えの患者さんの場合、まず間違いなく「随伴裂肛」を伴った脱肛。
随伴:供としてつきしたがうこと <goo辞書
裂肛という迷惑な者をお供にしている脱肛なのです。
この裂肛、痔核様が脱肛するたびに引っ張られて裂けるため、通常9割は薬の治療で治るといわれる裂肛とは違って、薬をいつまで使っていても治りません。
その事を患者さんに説明し
「随伴裂肛ですから、早く手術したほうが楽ですよ」
と説得する事にしています。
Dr.OKこと日本大腸肛門病学会専門医・指導医 奥田哲也 のブログです。
『大腸肛門病のメッカ』社会保険中央総合病院大腸肛門病センターで17年間学び、現在西新井大腸肛門科で、大腸内視鏡検査と痔の手術を行っています。診察日:月水木金土
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