Dr.OKの消痔堂日誌

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zoom RSS 痔が出る

<<   作成日時 : 2005/08/13 07:05   >>

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「どのような事が、一番お困りの症状ですか?」
前もって患者さんに記入してもらった問診用紙をながめながら、毎度おきまりの言葉で診察開始。
「実は先生、痔が出るんですわ」
初老の男性が答える。
「いつから出てますか?痛みはありますか?」
やつぎばやに、診断に結びつく情報を聞き出そうと質問を重ねる。

【痔が出る】という表現で区別しなければならないのは、痔核の血管そのものが大きくなって脱出してくる場合(狭義の脱肛)と、痔核の血管の部分で血液が固まって血栓を作り、急に腫れる血栓性外痔核や、かんとん痔核

狭義の脱肛の場合は、脱出するもの自体はスポンジのように柔らかく、出ていても痛みは感じない。
脱出するのを治そうと考えたら、手術や場合によりジオン注の適応となる。

血栓性外痔核やかんとん痔核の場合は、薬で治る。
医師の間でも、血栓を取り出したり腫れたかんとん痔核を切除する事を主張する人たちもいるが、ほとんどの場合血栓が吸収されると共に腫れはひき、おおむね腫れる前の状態にまでは戻る。
腫れる前から脱出(脱肛)していたのなら、腫れがひいてから手術をして治療することを私はお勧めしている。

「医者が切らなくては治らないと言った痔が、〇〇〇〇という薬を使ったら嘘のように治った」
という話の中には、かんとん痔核が多く含まれているのではないかと思っている。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
専門性の高いお話、勉強になりました。
かんとん痔核について治療方針がドクターにより異なるのはどのような事情からなのでしょうか?
な〜んて、難しいお話しちゃっていいのかなぁ。。。
しいちゃん
2005/08/14 07:59
いろいろ思うことはあるのですが、医師と患者さんの関係は「一対一」で、部外者があれこれいえない立場にありますからね。
私の話も参考意見として、患者さんに決めてもらえば良いと思っています。
Dr.OK
2005/08/14 09:00

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