Dr.OKの消痔堂日誌

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<<   作成日時 : 2005/08/01 06:43   >>

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といっても、癌を見落として患者さんが手遅れになってしまったという、恐ろしい話ではありません。
別の意味で恐ろしいことなのですが、メールの見落とし。

毎日大量に送られてくるメールの半分以上がスパムメール。
最近は手が込んでいて、一見してスパムとはわからないものも多くあります。
私は、電子メールで医療相談をやっているので、【おしりの悩み相談室へ】という件名には原則的に24時間以内に返事を書くと公言しています。
そこで、【おしりの悩み相談室へ】という件名で送られてくるメールは、専用のフォルダに自動振りわけされるようにしていますが、問題はそれ以外の件名で送られてくる医療相談メール。

先日も
「返事をよこさないとは、いったいどういうつもりだ」
的なお叱りのメールが届き、あわてて受信ホルダーを調べてみると、 【おしりの悩み相談室へ】ではない件名で送られてきたもの。
「大量のメールに埋もれて見落としてしまいました」
とお詫びのメールを恐る恐る送ってみたところ
「見落としとは恐ろしい。大量のメールが届くというが、それが私に何の関係があるのか」
と、ますます叱られてしまい凹むことしきり。

最近、仲間うちで話題となった、虎ノ門病院の小松秀樹先生が投降した新聞記事(朝日新聞:私の視点)があります。
その中で小松先生は医療の不確実さに対する患者と医師の間の認識のずれについて触れ
「少し乱暴だが理解しやすく言うと」と前置きしたうえで
「患者は、現代医学は万能で、あらゆる病気はたちどころに発見され、適切な治療を受ければまず死ぬことはない、と思っている。医療にリスクは伴ってはならず、100%安全が保障されなければならない。善い医師の治療では有害なことは起こりえず、起こればその医師は非難されるべき悪い医師である。医師や看護師は、労働条件が過酷でも過ちがあってはならず、過誤は費用(人員配置)やシステムの問題ではなく、善悪の問題だと考えている」
と述べている。

幸い、今までにこれほど極端な考えを持った患者さんを担当したことは無いのですが、今回の「メール見落とし事件」には、どこかこういう考え方に通じる一面があるのではないでしょうか。


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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
ネット上で相談を受け付けている方は分野を問わずたくさんいらっしゃいますが、そのほとんどが「相談メールはこちらをクリックしてください」と指定しています。これは勧誘やウイルス等の迷惑メールを避ける為の当然の措置ですね。そして相談の多くが善意の無料相談です。これら善意やルールを無視し自分の都合だけで相談メールを送りつけ、挙句の果ては文句と自己都合の主張ばかりするとは、いったいどういう頭の構造をしているのだろうかと腹立たしく思います。
私も職業柄この手の人とはよく遭遇するのですが、気持ちのやり場が無く、毎回「この人は社会性の無い可哀相な人だから仕方ない」と思う事で自分の気を静めています。
理不尽な文句を言われたDr.OKには心からの同情を申し上げます。
愚痴の様なコメントですみません。
シンゴ
2005/08/02 01:31
シンゴさん、コメントありがとうございます。
そういっていただくと、何だか救われたような気分です 。
ε-(´▽`)
嫌な思いをしてでも続けているのは、シンゴさんも私も『人間が好き』だからでしょうか。
Dr.OK
2005/08/02 09:46
人間が好きとの自覚はあまり無かったのですが、やはり好きなのでしょうね。気苦労や嫌な思いも多いですが、それでもデスクワークだけの仕事より、人と接する仕事を取りたいと思う自分がいます。
定期的に「いっそ全部投げ出して全然違う職種に就きたい、逃げてしまいたい」と発作起こしてますが(苦笑)
シンゴ
2005/08/05 01:03

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