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zoom RSS リフォーム詐欺から医療を考えてみた

<<   作成日時 : 2005/07/03 08:21   >>

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このところ、世間を騒がせているリフォーム詐欺。
建築についての知識がない消費者の恐怖心をあおり、なかには判断能力が衰えている老人を食い物にして金をむしりとるという卑劣な手口を使って荒稼ぎをしていたという。
しかしこの図式、あらゆる業界で起こりうる危険性がある。

商品売るという場合、売り手は買い手に商品の有用性を説明して購買意欲を誘います。
商品についての知識は、圧倒的に売り手のほうが多いわけで、その知識の使い方ひとつで『商売上手』とも『悪徳業者』ともなるわけです。
今回の事件は、誰が見ても悪徳業者としか思えない内容だと思いますが、この『商売上手』と『悪徳業者』の境界って、とってもあいまいだと思いませんか。

さらに気になったことは、「営業成績の良い社員にはグループ企業の社長を務めさせたり高級外車を与えたりする一方で、成績の悪い社員には暴行を加えた」と報じられたこと。
余りにも極端な能力主義ですが、それが『商売上手』から『悪徳業者』にシフトさせる要因になる可能性もあります。

話は変わって、医療業界。
医療サービスも消費者(患者さん)には内容が良くわからない商品です。
患者さんを説得して(説得するとだますの境界も極めて不明瞭)、高い商品(医療サービス)を買わせることなど『赤子の手をひねる』よりも簡単なことですから、そこには高い倫理観が必要だと言われています。

私が医学部に入学した年、新入生ガイダンスに登場した「医学部長」(だったと思う)が
「諸君は、医学を用いてお金儲けをしようなんて、これっぽっちも思わないで欲しい」
と熱く語った言葉に、素直にうなずいた思い出があります。

ところが、この話を友人の叔父さん(一代で財を築いた立志伝中の人)に話したところ
「医療でお金儲けがいけないとは思わない。現に近くで流行っている病院には最新の機会が導入されて、高度な医療で地域住民の健康を守っているが、もう一つの病院は患者数も少なく、最新機器も無くてさびれる一方だ」
と一刀両断。
またまた、深くうなずいた思い出があります。

近年、自由化の波が医療業界にも押し寄せつつあり、今までは余り聞かなかった『売り上げ』について病院で耳にする機会が増えたような気がします。
病院といえども、公立も含めて、経営が悪化すれば閉院や統廃合の憂き目を見る時代です。
このような時代の中で、医療の進むべき『』はどっちだ

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
「ココロザシ」。
医療の世界でも、ビジネスの世界でも求められるものはヒポクラテスの誓いではないでしょうか?
僭越をお許しください。

会社を経営して、利益を追求する毎日ですが、日記のリフォーム業者と優良企業の差は「志」だと思います。
何か?
「決してクライアントの信頼を裏切らないこと」
「クライアントを感動させる質と親しみに徹底的にこだわること」
「集中・徹底・継続」

私は、時代が変わろうが、文化の違いがあろうが、人の求めることに真摯であり続けたいと願っております。
な〜んて、生意気でした(^^;
志ですよね。
2005/07/03 22:27
我が家も、築20年になるマンションで、
リフォーム詐欺集団らしき者達が、
よく営業に来ています。
「ウチは、リフォーム済みだから」と断わっても、30分ぐらいすると、また来る。
どう見ても、怪しい連中としか思えません。
中山
2005/07/13 21:25
>中山さま
コメントありがとうございます。
私がすんでいるマンションも築30年で、しょっちゅう大規模修繕をしていますが、キビシイ管理人さんのおかげで、各戸へのリフォーム勧誘はないようです。
Dr.OK
2005/07/15 09:34

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