
患者さんからの報告あり。
ジオンを水曜日に注射したので翌週月曜日から職場復帰し、その後一週間異常なし。
心配していた注射後の発熱の副作用(発現率7%)も大丈夫だったようだ。
今まで痔核が脱出(脱肛)して生活に不便を感じる多くの患者さんは、手術して『けりをつける』か『我慢して痔核と付き合っていく』かの選択をせまられていました。
そこでネックになるのが、仕事を長期間休めないという問題。
仮に、日帰りで手術をしたとしても傷が治るまでの数週間は、傷の痛みや出血に付き合わなければなりません。
いつも肛門にガーゼをあてて、排便後は洗浄しなくては処理できませんし、仕事の内容によっては制限がつくことになります。
それと比較すると、ジオンの注射後は痛みも出血もほとんどないのですから、
「通勤時のメトロの階段の上り下りの際も、肛門に何の違和感も感じません」
という患者さんの表現に、今までの手術とは全く違う脱肛の治療法の未来が見えるようです。
まだまだ始まったばかりの治療で、
「永続的な効果があるか、思いもよらない副作用が出ないか」
と、心配症のDr.OKとしては恐る恐る始めている状態ですが、製薬会社が本格的に宣伝を始めたら患者さんの要望に押されて、一気に脱肛に治療は『手術<<ジオン』となってしまうのではないかと予想しています。
◆ジオンと他の治療の比較は消痔堂.comをご覧ください◆
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