ウ●コを掘るはなし

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ある日の外来に、腰の曲がったおばあさんがやってきて
「もう、一週間も便が出ないんですよ」
と訴えます。
隅越先生は
「どれどれ、おしりを見せてください」
といつものように指診(人差し指を肛門に入れての診察)が始まり
「うーん、だいぶ便がたまってるようですね、摘便をしましょう」
とおっしゃいました。
摘便というのは、ゴム手袋をつけて肛門から便を掘り出す事です。

その当時隅越先生は、病院の顧問として在籍しておられ、日本大腸肛門病学会では重鎮として後輩の指導に当たられているようなエライ人。
Dr.OKは5年の外科研修の後、またまた肛門科研修医として社会保険中央総合病院にもぐりこみ、隅越先生の外来を見学していてころの出来事です。

まさか、こんな偉い先生が自ら摘便をするとは思えなく、きっと
「奥田君、摘便お願いしますね」
といわれるとばかり思って、緊張しました。

というのも、それまで5年間在籍した病院では摘便は看護婦さんにお願いしていて、一度も自分でしたことがなかったからです。

「じゃ、摘便の準備して」
と隅越先生がおっしゃると、助手についていた看護婦さんが、てきぱきと新聞紙などを広げ始め、先生はゴム手袋をつけ始めました。
看護婦さんにこっそり聞くと、「摘便は先生がいつも自分でしてますよ」との事。

肛門に指を入れて
「じゃ、うーんっと、いきんで下さい」
といいながら、見る見る摘便が進んでいきます。

「摘便のコツはね、患者さんがいきむのにあわせて便を掘り出すことですよ」

隅越先生から直接摘便の指導を受けたことを誇りに、今日も診療を続けます。
それにしても、ゴム手袋を2枚重ねないと、指にウ●コの臭いが残るのはなぜでしょう (?_?;)

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