★★ジオンニュース★★ 副作用について

画像
薬を使うとなると、その副作用が気になります。
昨今、厚生労働省が認可した薬剤でも、発売後に重大な副作用が出たという報道もあり、使うほうとしても、今まで以上に慎重に対処しなければならないと身が引き締まる思いです。
では、実際にどのような副作用がどのくらいの頻度で発現したのでしょうか。
以下の表は、医師向けに配布される、臨床試験時の副作用のデータです。

調査件数:126
発現例数:21(発現率17%)
発現件数:39

■■副作用の種類と発現件数(%)■■
<精神神経系>
頭痛:3(2%)

<循環器系>
徐脈:2(2%)
血圧低下:4(3%)

<消化器系>
下痢:2(2%)
食欲不振3(2%)
嘔気:3(2%)
不快感:1(1%)
胃潰瘍:1(1%)

<腎・泌尿器系>
頻尿:1(1%)
血尿:1(1%)
多尿:1(1%)

<皮膚・粘膜>
蕁麻疹:1(1%)

<その他>
全身倦怠(感)2(2%)
発熱:9(7%)
肛門不快感:1(1%)
血栓形成性痔核:2(2%)
頚肩痛:1(1%)
熱感:1(1%)

ここに記載されている大部分の副作用は、多くの薬で経験するもので、注目すべきものは少ないようですが、発熱9(7%)というのが最も気になります。
私がジオンの臨床試験に参加した経験からすると、発熱はありませんでしたが、『頻尿1(1%)』というのは私が報告したものです。

ジオンの注射が終わり、患者さんは手術室の回復室に戻りました。
手術後、患者さんはしばらく回復室で経過を見て、異常がなければ病室に帰るシステムとなっているからです。
いつものように、次の痔の患者さんの手術をしていると、回復室から連絡が入り
「患者さんが、おしっこがしたいと言っていますけど、トイレに行かせても良いですか?」
その患者さんには、局所麻酔でジオンを注射しただけなので、特に厳重な安静は必要ないため(腰椎麻酔を行うと、数時間脚が動かなくて歩行不可能となります)
「手術室のトイレに行ってもらってください」
と返事をして、10分ほどで最後の手術を終えました。

急いで回復室に行って様子を聞くと、患者さんはトイレから戻ってきていないとの事。
あわててトイレに走り、ドアをノックしました。
「〇〇さん、大丈夫ですか」
中からは、大丈夫という返事があり一安心しましたが、聞くところによると
「尿意はあるのだがおしっこが出ない」
とのこと。

ジオンの臨床試験をおこなう場合の注意に、
「男性の場合、肛門の前方にある尿道や前立腺に誤って注射しないように」
というのがあったことを思い出し
「尿道や前立腺で炎症を起こしたら、大変なことになる。」
と青くなりました。

とにかく、たまったままでは膀胱がパンパンになってしまうだろうと、膀胱に管を入れて見ましたが不思議なことにおしっこは一滴も出てきません。
狐につままれたような気分でとにかく病室に戻ってもらって、泌尿器科の先生に相談することにしました。

その後しばらくしてから病棟から電話で、
「おしっこが出ました」
とのうれしい知らせ。

今から考えると、ジオンを注射した後で薬が十分組織に広がるように、痔核をマッサージするわけですが、何事も慎重な性格が災いして、必要以上にマッサージしたことにより尿道を刺激して強い尿意が出たのではないかと思います。

おしっこひとつで振り回された、今となっては貴重な経験でした。

◆ジオンと他の治療の比較は消痔堂.comをご覧ください◆

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック